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サイケデリック・ロックのパイオニア、13thフロア・エレヴェイターズのロッキー・エリクソンが死去

2019/06/01 09:03掲載(Last Update:2019/06/01 09:10)
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Roky Erickson - CREDIT: GETTY IMAGES FOR SXSW
Roky Erickson - CREDIT: GETTY IMAGES FOR SXSW
サイケデリック・ロックのパイオニア、13thフロア・エレヴェイターズ(13th Floor Elevators)の中心人物ロッキー・エリクソン(Roky Erickson)が5月31日、米テキサス州オースティンで死去。エリクソンの兄弟ミケルが自身のFacebookページで明らかにしています。死因は発表させていません。71歳でした。

ロッキー・エリクソンはテキサス州オースティン生まれ。1965年に13thフロア・エレヴェイターズを結成。バンドではヴォーカルとギター担当。サイケデリック・ロックの名盤『The Psychedelic Sounds of the 13th Floor Elevators』ほかを生み出し、後世のミュージシャンやリスナーに多大な影響を与えた。法律上の問題やドラッグの使用問題などにより、バンドは60年代末に解散。その後、エリクソンは、精神の問題を抱えながらも70年代からソロで活動、『Roky Erickson and the Aliens』『Don’t Slander Me』などのアルバムをリリースした。

1990年にはZZトップ、ジーザス・アンド・メリー・チェイン、R.E.M.などエレヴェイターズズやエリクソンから影響を受けたミュージシャン達によるトリビュート・アルバム『Where the Pyramid Meets the Eye: A Tribute to Roky Erickson』が発売。また2007年にはエリクソンの精神疾患との闘いを記録したドキュメンタリー映画『You’re Gonna Miss Me』が公開された。