ロッキー・エリクソンはテキサス州オースティン生まれ。1965年に13thフロア・エレヴェイターズを結成。バンドではヴォーカルとギター担当。サイケデリック・ロックの名盤『The Psychedelic Sounds of the 13th Floor Elevators』ほかを生み出し、後世のミュージシャンやリスナーに多大な影響を与えた。法律上の問題やドラッグの使用問題などにより、バンドは60年代末に解散。その後、エリクソンは、精神の問題を抱えながらも70年代からソロで活動、『Roky Erickson and the Aliens』『Don’t Slander Me』などのアルバムをリリースした。
1990年にはZZトップ、ジーザス・アンド・メリー・チェイン、R.E.M.などエレヴェイターズズやエリクソンから影響を受けたミュージシャン達によるトリビュート・アルバム『Where the Pyramid Meets the Eye: A Tribute to Roky Erickson』が発売。また2007年にはエリクソンの精神疾患との闘いを記録したドキュメンタリー映画『You’re Gonna Miss Me』が公開された。