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NHKスペシャル「モネ 睡蓮(すいれん) よみがえる“奇跡の一枚”」 6月16日放送

2019/05/19 13:56掲載(Last Update:2019/06/11 10:03)
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『NHKスペシャル「モネ 睡蓮(すいれん) よみがえる“奇跡の一枚”」』
『NHKスペシャル「モネ 睡蓮(すいれん) よみがえる“奇跡の一枚”」』
100年前、画家・モネが描いた「睡蓮」は今、経年劣化とカビでボロボロとなり、上半分が完全に欠落している。この“失われた名画”の復元作業が日本の国立西洋美術館の主導でスタート。NHKでは、四苦八苦する「睡蓮」復元プロジェクトに密着。『NHKスペシャル「モネ 睡蓮(すいれん) よみがえる“奇跡の一枚”」』がNHK総合で6月16日(日)に放送されます

■『NHKスペシャル「モネ 睡蓮(すいれん) よみがえる“奇跡の一枚”」』
NHK総合 2019年6月16日(日) 午後9時00分〜9時49分

<紹介1>
2016年、ルーブル美術館の収蔵庫で半分がちぎれ、ボロボロの状態の「睡蓮・柳の反映」が見つかりました。クロード・モネの集大成といわれ、長年行方知らずだった「幻の名画」です。持ち主は日本人実業家の松方幸次郎。100年ぶりに日本に返され、国立西洋美術館で絵をよみがえらせる1年がかりのプロジェクトが始まりました。人の手による作業と人工知能・AIを駆使した総力戦に密着します。語りは俳優・木村文乃さんです。

<紹介2>
100年前、印象派を代表するフランス人画家、クロード・モネが描いた、幅4m高さ2mの巨大な「睡蓮」の絵。専門家が「モネの画家人生の集大成」と評価するこの絵は、今、上半分が完全に欠落している。戦前に実業家松方幸次郎がモネ本人から購入したものだが、戦火を逃れた疎開先で厳しい環境に置かれたため、湿気などにより損傷したものと考えられる。

この“失われた名画”の大規模な修復と科学調査が日本の国立西洋美術館の主導でスタートした。わずかな絵の具の破片からも、モネが用いた技術や材料が明らかになる。

また“在りし日の絵を写した白黒写真”を手掛かりに、デジタル画像による推定復元が進められた。「人間」による推定と「人工知能」による推定によって、ともに創り上げていく。

しかし、作業は困難を極めた。モネが駆使した様々な技巧を白黒写真からどこまで読み取れるか。番組は、細やかな修復と復元調査、そして人工知能を結集し“総力戦”で挑んだ「睡蓮」復元プロジェクトに密着。果たして“奇跡の一枚”はよみがえるのか…。修復とデジタル復元の過程からモネの「芸術の神髄」に迫る。

番組ページ(予告映像あり):
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20190616