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表紙はノラ・ジョーンズ 『JAZZ JAPAN Vol.105』発売

2019/04/13 08:04掲載(Last Update:2019/04/15 12:20)
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JAZZ JAPAN Vol.105
JAZZ JAPAN Vol.105
ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)が表紙を飾る『JAZZ JAPAN Vol.105』がシンコーミュージックから4月22日発売。特集は「ハードバップの萌芽を捉えた10inch LPシリーズ〜ブルーノート5000番台の魅力を漁る」ほか
●YOUNG GUITAR 2019年6月号増刊
『JAZZ JAPAN Vol.105』
A4変型判/176頁/定価1,030円(税込)/4月22日発売

■ハードバップの萌芽を捉えた10inch LPシリーズ
ブルーノート5000番台の魅力を漁る

ブルーノートの創設80周年を記念した復刻シリーズの第3回発売のテーマは「ハードバップ誕生」。日本のモダン・ジャズ鑑賞文化のキモとなるこのムーヴメントにおいて、ブルーノートでは12インチの1500番台が愛されてきた。ところがその一部の音源はビバップに飽き足らない野心的なアーティストたちの息吹を捉えた10インチ5000番台の音源も多く、さらには5000番台で消えてしまった作品もある。今回はともすれば見過ごされがちな5000番時代にスポットをあて、そこにまつわる様々な魅力や謎を漁っていく。

■ノラ・ジョーンズ BEGIN AGAIN
今様な情緒や知見をかかえた音響ジャジー・ポップ

ジャズとポップスを独自のスタンスで自由に行き来してきたノラ・ジョーンズの3年ぶりの新作がリリースされる。前作『デイ・ブレイクス』ではブルーノート所縁の巨匠を迎え、ホレス・シルバーやデューク・エリントンの曲をカヴァーしたが、今回はノラの本質である現代感覚を反映した「自由」の漲る極めて良質なヴォーカル作品。ジャズ・ファンを魅了することは間違いない。

■ジャズ史の空白を埋める秘蔵ライヴ音源
ビル・エバンス/ウェス・モンゴメリー

現代の発掘王、ゼブ・フェルドマンと彼がプロデューサーを務めるレゾナンス・レーベルの動向は今、世界中のジャズ・ファンから注目の的となっているが、今回新たに2つの未発表ライヴ音源がリリースされる。ビル・エバンスとウェス・モンゴメリーはこれまでも極めて重要な意義を持つ秘蔵音源が同レーベルによって見出されてきたが、今回発売される2作品もジャズ史の失われたピースを埋める貴重な発掘だ。止まることを知らないゼブ・フェルドマンの探究心とジャズへの限りない愛情をこれらの作品についてのインタビューで改めて確認することができた。

■米澤美玖 EXOTIC GRAVITY
そのスピリットは雪をも融かすように熱い

本誌でもたびたび取材してきた才色兼備のテナー・サックス奏者、米澤美玖がメジャー・デビューを果たす。インタビューアーをして「テナーを“ツル"のようにして、ターザンのごとくジャンルやカテゴリーを飛び回る彼女の姿が浮かぶ一枚だ」という、メジャー第1作に賭けた米澤の想いをここにご紹介する。

■ミルト・ジャクソン
ファンキー色とMJQの抑制美
2つの個性を持つヴァイブの巨人

ビバップ黎明期より活躍し続けたヴァイブラフォン奏者、ミルト・ジャクソンは、MJQにおけるアンサンブルを重視し抑制美に満ちたプレイの一方でファンキー色を全面に出したグルーヴィーな演奏でもファンを魅了する2つの顔を持ち、それが彼最大の個性になっている。ブルーノートの10インチ盤『ミルト・ジャクソン』再発を機にこのモダン・ジャズ・ヴァイヴ最大の巨人を振り返り、彼の主要作品をカタログ形式で紹介していく。

■人気ドラマ「孤独のグルメSeason7」と久住昌之/スクリーントーンズの8年

■インタビュー:ロバータ・ガンバリーニ、市原ひかり、福井ともみ、ハクエイ・キム、水野正敏