【Update:2019/05/04 11:11】
米サイトPitchforkなどによると、キング・クリムゾンの歴代スタジオ・アルバムが海外のApple Musicで解禁。日本のApple Musicでは配信されていません。
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【オリジナル】
キング・クリムゾン(King Crimson) の全スタジオ・アルバムが海外のストリーミング・サービスに登場予定。彼らのレーベル、ディシプリン・グローバル・モービル(DGM)の社長でプロデューサーでもあるデイヴィッド・シングルトンが先週末にロンドンで行った記者会見で明らかにしています。
米ローリングストーン誌によると、この記者会見でデイヴィッドは、キング・クリムゾンのスタジオ・アルバム全13タイトルが5月にさまざまなストリーミングサービスで利用できるようになり、また6月10日にはSpotifyでも配信が開始されると発表。
キング・クリムゾンの作品の一部は2017年より海外のSpotifyでも配信されていますが、例えば、海外では配信されているライヴ・アルバム『Radical Action to Unseat the Hold of Monkey Mind』は日本では再生できないなど、日本のSpotifyではほとんど配信されていません。そのため、今回の発表が日本を含んだものなのかは不明です。
米ローリングストーン誌によると、この記者会見でデイヴィッドは「私たちがSpotifyで遅れをとっている理由は、フィジカルが死んでいると言われている業界の中において、私たちは過去10年間フィジカルの売上高は伸びていた」「しかし、その議論はしばらくの間有効だったが、それはもうない。結局のところ、私たちがすることは音楽を提供し、その音楽を利用できるようにすること。Spotifyは現在、間違いなく人々、特に若い人々が音楽を見つける場所の1つになっている。キング・クリムゾンはストリーミング・サービスを利用して彼らの音楽を新世代にもたらすことを目指します」と説明しています。
また、この記者会見では、家族問題のため今年のツアーには参加しない
ビル・リーフリン(Bill Rieflin) の代役として、サックス奏者の
テオ・トラヴィス(セオ・トラヴィス/Theo Travis) がキーボードでキング・クリムゾンに加わることも発表されています。
キング・クリムゾンはさらに、今秋にリリースされるドキュメンタリー『Cosmic FuKC』のティーザー映像も公開しています。監督はToby Amies。
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