米エンターテイメント業界紙Varietyによると、
ザ・フー(The Who)の未完のロックオペラ『Lifehouse』に基づいたグラフィック・ノベルが2020年7月に出版される予定。
『Lifehouse』は、
ピート・タウンゼント(Pete Townshend)が『Tommy』に続く新たなロック・オペラとして企画。アルバムと同時に映画化も計画されましたが、完成することなく、計画は頓挫。『Lifehouse』の楽曲の一部は1971年のアルバム『Who's Next』に収録されています。『Who's Next』発表後もタウンゼントは『Lifehouse』にこだわり続け、1999年にはBBCでラジオドラマとして放送、その後に『Lifehouse』のデモやBBCラジオドラマなどを収録したCDボックス『Lifehouse Chronicles』も発売されています。
グラフィック・ノベル版の出版元はSFファンタジー誌のHeavy Metal。タウンゼントの脚本と音楽に基づく150ページの作品で、本文と作画はジェイムズ・ハーヴィー(James Harvey)が担当します。
タウンゼントは「もしザ・フーにとどまらず、アートの勉強を終わらせていたら、自分でグラフィック小説を作ったかもしれない。ついに『Lifehouse』が視覚的に、サイエンス・フィクション、また精神的な寓意である物語として実現されることに、大きな期待を持ち、興奮している」とコメントしています。