『サウンド・オブ・ミュージック』のアイデアは、ライバッハが当時物議を醸した2015年に行ったあの北朝鮮でのライヴ・パフォーマンスから着想を得て制作されたものだ。平壌でのコンサートでは、1965年に公開されたある映画のサウンドトラックから数曲が披露されたのだが、ライバッハが演奏を決めたその映画とは、主に北朝鮮の学校において英語の授業で使用され、北朝鮮国民によく知られた名画『サウンド・オブ・ミュージック』であった。ライバッハにボリス・ベンコ(サイレンス)とマリーナ・メルテッセンがボーカルに加わり、ライバッハ流の「マイ・フェイヴァリット・シングス」や「エーデルワイス」「ドレミの歌」や「マリア」(=今回は「マリア/コリア」(歌詞「“How do you solve a problem like Maria / Korea?」)が今回アルバムに収録されている。
1. The Sound of Music 2. Climb Ev’ry Mountain 3. Do-Re-Mi 4. Edelweiss 5. Favorite Things 6. Lonely Goatherd 7. Sixteen Going On Seventeen 8. So Long, Farewell 9. Maria / Korea 10. Arirang 11. The Sound of Gayageum 12. Welcome Speech