<海外プレス・リリース> ポール、リンダのマッカートニー夫妻とウイングスの面々は、グループのアルバム『Venus And Mars』のリリースを記念したパーティを開催。これに招かれたプロフェッサー・ロングヘアが、そのパーティで披露したライヴ・パフォーマンスの模様を収録したライヴ・アルバムが今回リイシューされる『Live on the Queen Mary』で、オリジナル・リリースは1978年。ハーヴェスト・レコードから発売された。
船上パーティが開催され、『Live on the Queen Mary』に纏められているライヴ音源がレコーディングされたのは、1975年3月24日のこと(なお、”船上パーティ”には違いなかったものの、このとき、会場になったクイーン・メリー号はカリフォルニアはロング・ビーチの港に停泊中だった)。ここでプロフェッサー・ロングヘアは「Stagger Lee」、「Everyday I Have the Blues」、「I’m Movin’ On」といったお馴染みのスタンダード・ナンバーに加え、陽気な「Mess Around」、自身のヒット曲「Mardi Gras in New Orleans」などを取り上げている。「Tipitina」も、このアルバムのハイライトの一つに数えられるトラックで、ヒュー・ローリーはこれを以下のような言葉で称賛している。「ここで聴ける『Tipitina』のライヴ・ヴァージョンの魅力的なことといったら……もしもこの1曲しか収録されていなかったとしても、このレコードはそれだけで値段など付けられない宝物になり得る。」
ニュー・オーリンズを代表するブルース・シンガー兼ピアニストとして知られるプロフェッサー・ロングヘアことヘンリー・ローランド・”ロイ”・バード(1918年12月19日の生まれ。1980年1月30日に死没)は、リズム&ブルースの最盛期に活躍。やがてその活動は停滞を強いられるも、トラッド・ジャズ再発見の気運に押され、一線に返り咲き、同じころ始まった”New Orleans Jazz and Heritage Festival”等にも出演。多忙なキャリアを歩んだ。ルンバ、マンボ、カリプソの要素を取り入れたブルース・ピアニスト、プロフェッサー・ロングヘアの影響力は絶大で、ファッツ・ドミノ、アレン・トゥーサン、ドクター・ジョンら、ニュー・オーリンズの伝説的なミュージシャンがその音楽の虜になり、感化された。
■『Live On The Queen Mary』
<収録内容> ◇CD / DIGITAL • Tell Me Pretty Baby • Mess Around • Everyday I Have The Blues • Tipitina • I’m Movin’ On • Mardi Gras In New Orleans • Cry To Me • Gone So Long • Stagger Lee
◇180gram VINYL LP SIDE A • Tell Me Pretty Baby • Mess Around • Everyday I Have The Blues • Tipitina SIDE B • I’m Movin’ On • Mardi Gras In New Orleans • Cry To Me • Gone So Long • Stagger Lee
◇180gram VINYL LP DELUXE + 7” SINGLE
SIDE A • Tell Me Pretty Baby • Mess Around • Everyday I Have The Blues • Tipitina SIDE B • I’m Movin’ On • Mardi Gras In New Orleans • Cry To Me • Gone So Long • Stagger Lee 7″ SINGLE – SIDE A • Tipitina 7″ SINGLE – SIDE B • Mess Around