日本ではプロレスラー、ミル・マスカラスの入場曲やTV-CM曲としても親しまれている、英国のポップ・ロック・バンド、ジグソー(Jigsaw)のヒット曲「スカイ・ハイ(Sky High)」。この曲を特集したBS-TBS『SONG TO SOUL〜永遠の一曲〜「スカイ・ハイ」ジグソー』が本日2月17日(日)に再放送されます。
この曲のヒットにより世界中に名を広めたのが、イギリスのロック・バンド、ジグソー。 彼らは1966年にイングランドのコヴェントリーでバンドを結成し、その地を中心に活動を続けていた。 この曲は、ジグソーが映画『The Man from Hong Kong(邦題:スカイ・ハイ)』のテーマ曲としてつくったものだが、実は、映画のプロデューサーたちは当初、ジグソーではなく、別のアーティストにテーマ曲を依頼するつもりでいた。 しかし、予定の期限が差し迫る中、候補者たちから次々と依頼を断られ、テーマ曲づくりは一時暗礁に乗り上げてしまう。 この話を聞きつけたのが、ジグソーの所属するスプラッシュ・レコードの社長、チャス・ピートだった。 彼はジグソーのメンバーに特急仕上げの曲づくりを依頼。 映画の試写から曲づくり、デモテープの制作、プロデューサーへのプレゼン、オーケストラのアレンジ、そしてレコーディングまで… 彼らは、わずか1週間のスケジュールでこれらの作業をこなし、完成した曲は見事、大ヒットとなった。 期限付きのこの特急プロジェクトには、関係者たちのどんな努力があったのか。