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ポップ・カルチャーの電子音楽史 書籍『未来の〈サウンド〉が聞こえる 電子楽器に夢を託したパイオニアたち』発売

2018/11/24 06:59掲載
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未来の〈サウンド〉が聞こえる 電子楽器に夢を託したパイオニアたち
未来の〈サウンド〉が聞こえる 電子楽器に夢を託したパイオニアたち
電子楽器の誕生からシンセサイザー黎明期まで、先駆者たちの奮闘をソフト&ハードの両面から描くノンフィクション。歴史に埋もれていた「ポップ・カルチャーの電子音楽史」をひもとく書籍『未来の〈サウンド〉が聞こえる 電子楽器に夢を託したパイオニアたち』(マーク・ブレンド著/ヲノサトル訳)がアルテスパブリッシングから11月26日発売。

※以下インフォメーションより

電子の音に取り憑かれた、情熱的すぎる人々。
未来のサウンドはいかにして大衆文化に忍び込んだのか?
電子楽器の誕生からシンセサイザー黎明期まで、
先駆者たちの奮闘をソフト&ハードの両面から描く
画期的なノンフィクション!

テルハーモニウム、テルミンからノヴァコード、クラヴィオリン
モーグ、EMS、アープに至る電子楽器の開発ドラマ、
『サンダーバード』や『禁断の惑星』、ラジオCMなどでの電子音楽の浸透、
ジョー・ミーク、レイモンド・スコットら先駆者たちの苦闘、
ブライアン・ウィルソンやポール・マッカートニーへの影響などなど、
歴史に埋もれていた「ポップ・カルチャーの電子音楽史」をひもとく。

翻訳はソロやブラックベルベッツ、明和電機で活躍するミュージシャンのヲノサトル。


本書に登場する楽曲を紹介したspotifyプレイリストあり
●『未来の〈サウンド〉が聞こえる 電子楽器に夢を託したパイオニアたち』
マーク・ブレンド著ヲノサトル訳

定価:本体2400円[税別]
A5判・並製 | 356頁
発売日 : 2018年11月26日
ISBN 978-4-86559-191-0 C1073
ブックデザイン:加藤賢策 装画:今井トゥーンズ

<CONTENTS>
イントロダクション
01 聴いたこともない音楽 電子の夢 1900‐50
02 宇宙に爆発する音楽 ドクター・ホフマンはハリウッドを目指す
03 慣習無視の特権 禁断の惑星を探検する
04 普通じゃない イギリスにおける電子ポピュラー音楽の誕生
05 マンハッタンの研究者 レイモンド・スコットとエリック・サイデー
06 炎、頭にありければ アメリカン・ロックのDIY電子音楽
07 モーグにまつわる人々 シンセサイザーの栄光
08 ホワイト・ノイズ スウィンギン・シックスティーズのイギリス電子音楽
09 流行に乗って韻を踏む スイッチ・オン
エピローグ その後の彼ら
訳者あとがき

関連年表
索引
原注
Watch and Listen 本書をより楽しむための作品ガイド
参考資料

<プロフィール>
☆マーク・ブレンド(Mark Brend)
英国デヴォン州エクセター在住の作家、音楽家。『Strange Sounds』(奇妙なサウンド)や『American Troubadours』(アメリカの吟遊詩人)などの著書がある。英国における電子音楽の誕生についてのドキュメンタリー番組『A Sound British Revolution』(音のイギリス革命、2012年8月BBCラジオ放送)を制作。

☆ヲノサトル
作曲家、音楽家。多摩美術大学美術学部教授。『舞踏組曲』『ロマンティック・シーズン』などCD作品多数。ソロ以外にも、芸術ユニット「明和電機」音楽監督や、ムード音楽バンド「ブラックベルベッツ」への参加など、幅広く活動。『甘い作曲講座』『作曲上達100の裏ワザ』(リットーミュージック)などの著書がある。