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ロイ・オービソン・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 アルバムが全曲リスニング可

2018/11/16 13:57掲載
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Roy Orbison / Unchained Melodies: Roy Orbison with the Royal Philharmonic Orchestra
Roy Orbison / Unchained Melodies: Roy Orbison with the Royal Philharmonic Orchestra
ロイ・オービソン(Roy Orbison)のヴォーカル・パフォーマンスとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を組み合わせた、ロイ・オービソン・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるアルバム『Unchained Melodies: Roy Orbison with the Royal Philharmonic Orchestra(邦題:アンチェインド・メロディーズ)』。Spotify、Apple Musicで配信開始。全曲リスニング可





アルバムは海外で11月16日、日本で11月21日に発売予定。海外では11月23日にアナログレコード2枚組版も発売されます。リリース元はLegacy Recordings/Sony Music。

以下は以前に公開された音源・映像

「Blue Bayou」のリリックビデオ


「Heartbreak Radio」


以下日本盤リリース決定時のインフォメーションより

ロイ・オービソン・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団『アンチェインド・メロディーズ』が11月21日に発売される。今作はロイ・オービソンの息子たちが父親のカタログを管理し、彼のレガシーを保護するために設立したナッシュヴィルを本拠地とする会社、ロイズ・ボーイズLLCとの共同企画だ。この新作では、オービソンのヴォーカル・パフォーマンスの中でも最高の状態にあるものと、ロンドン随一の知名度を誇るオーケストラ、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の研ぎ澄まされた感性による見事な演奏との融合が最高レベルで結実したものだ。

ドン・リードマンとニック・パトリックのプロダクション・チームが再び舵取りを担当した『アンチェインド・メロディーズ』は、昨年センセーションを巻き起こした『ア・ラヴ・ソー・ビューティフル:ロイ・オービソン&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』の続作にふさわしい内容である。リードマンとパトリックはこの分野においては比類なき実績があり、『イフ・アイ・キャン・ドリーム:エルヴィス・プレスリー・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』、『ワンダー・オブ・ユー:エルヴィス・プレスリー・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』も手がけている。一部の曲ではロイの息子たち、ウェスリー(ギター)、ロイJr.(ギター)、アレックス(ドラムス)が追加の楽器演奏を提供し、時には“オービソン家の女性たち”がバックアップ・ヴォーカルで加わっている。ウェスリーの娘エミリー・オービソン(その夫キャメロン・デヴィッドソンがセッションのエンジニアを務めた)、ウェスリーのフィアンセ、ジェニファー・ヒックス、ロイJr.の妻オーサ・オービソン、アレックスの妻エリカ・ウルフ・オービソンもみな参加した『アンチェインド・メロディーズ』は、真の意味で世代を超えた家族の作品なのである。

『アンチェインド・メロディーズ:ロイ・オービソン&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』のメイキング・ビデオはこちら。



昨年の『ア・ラヴ・ソー・ビューティフル』がヒット曲中心の企画だった一方、『アンチェインド・メロディーズ』のレパートリーのセレクションは、オーケストラというフォーマットに特に合うものが中心になっている。中には、どの曲がこの企画に相応しいかを問われたファンたちの投票結果によって収録されたものもある。トップ6の「ウォーク・オン」、「リア」、「クロウリング・バック」、「ブルー・バイユー」、「ダニー・ボーイ」、「カリフォルニア・ブルー」はすべて収録されている。音源は1963年のものから、ロイが1988年12月に急逝する直前に行われたレコーディング・セッションのものまで収められた。

「これらの真新しいオーケストレーションはまさに圧巻」とロイ・オービソンJr.は語った。「さる6月にアビー・ロードのスタジオ2のコントロール・ルームから、私はしっかりと目を閉じて、階下の部屋で組み立てられていったプレリュードをもとに、どの曲を次に録音しているのかを“当てよう”としていた。<ダニー・ボーイ>や<アンチェインド・メロディ>を耳を澄ませて聴いて欲しい。私たちがこのアルバムで新境地を開拓しようとしたことを完璧に示す出来なのだから」。

「『ア・ラヴ・ソー・ビューティフル』で成し遂げたものに匹敵し、さらにそれを超越するようなアルバムを作るにはどうすればいいか。それが試練だった」共同プロデューサーのドン・リードマンはそう語る。「ロイがそのレコーディング・キャリアにおいて生み出した膨大な作品を深く掘り下げなければならないことは明らかでした。自然な進化となるものを作り、なおかつロイのファンの多くが驚くような、目先を変えた新鮮なものも作ることができるだろうと手応えを得た瞬間がありました。そうした中で、まさにそのような新作を作ったのです。“新作”をね」。

『アンチェインド・メロディーズ』に後から加えられたのが、「ハートブレイク・ラジオ」の別ヴァージョン。ロイとカントリー・ミュージック界でセンセーションを巻き起こしているキャムとのヴァーチャル・コラボレーションがフィーチャーされている。カリフォルニア生まれのシンガー・ソングライターのキャムは「バーニング・ハウス」が世界的にヒットしたことでブレイクを果たし、同曲は初のプラチナ・レコード、カントリー・シングル・チャートの1位、さらにはグラミー賞の最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス部門ノミネートを彼女にもたらした。彼女の2015年のメジャー・デビュー作『アンテイムド』は幅広く絶賛され、たちまちビルボードのカントリー・チャート2位を獲得し、カントリーのスタジオ・アルバムのデビュー作としてその年全体で最も高い売上を記録する。

キャムはこうコメントした。「私は父が歌うロイ・オービソンの歌を聴いて育ちました。だから、これらのメロディは私の魂に深く刻みついていて。最近は何気なくひとりでハミングしている歌も、ほとんどが<オンリー・ザ・ロンリー>のようなオービソンの曲なのよ。<ハートブレイク・ラジオ>を彼と歌うなんて現実感がないくらい素晴らしいこと。全く信じられない」

「新作でキャムに歌ってもらえるのは願ってもない事」とウェスリー・オービソンは語った。「<ハートブレイク・ラジオ>が新しい、できたての曲のように聞こえる、実際そうですが。彼女はとにかくとても聡明でクリエイティヴで、並々ならぬエネルギーをもたらしてくれている」

「イン・ドリームス:ロイ・オービソン・イン・コンサート――ザ・ホログラム・ツアー」は10月2日にスタートした。ロイズ・ボーイズとBASEホログラムのコラボレーションによる北米史上初のホログラム・ツアーは、カリフォルニア州オークランドを皮切りに、西海岸、中西部、北東部、南部、そしてカナダの各地方をもまわる。25日間にわたる行程ではオーケストラの生演奏をバックにロイの実際の声が使用され、『アンチェインド・メロディーズ』の発売から3日後の11月19日、フロリダ州クリアウォーター公演で締めくくられる。
●ロイ・オービソン・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
『アンチェインド・メロディーズ』
Unchained Melodies: Roy Orbison with the Royal Philharmonic Orchestra

日本盤:2018年11月21日発売予定/解説・歌詞・対訳付/SICP5934/定価:¥2,400+税

<収録曲>
1) Unchained Melody
2) Blue Bayou
3) She’s a Mystery To Me
4) Heartbreak Radio
5) Falling
6) Walk On
7) The Great Pretender
8) The Crowd
9) The Comedians
10) Crawling Back
11) Danny Boy
12) Too Soon To Know
13) Careless Heart
14) California Blue
15) Heartbreak Radio (Duet with Cam)