ストラングラーズ(The Stranglers)での活躍でも知られる
ヒュー・コーンウェル(Hugh Cornwell)の新アルバム『Monster』がSpotifyで配信開始。全曲リスニング可。ストラングラーズ楽曲10曲をアコースティック・ヴァージョンで再録したボーナスディスクも聴けます
アルバムは海外で10月5日、日本で10月24日に発売。リリース元はSony Music。
スティーヴ・アルビニとのアルバム『Totem & Taboo』(2012年)、マンチェスター出身のパンク詩人、ジョン・クーパー・クラークと組んだ2014年のカバーアルバム『This Time It‘s Personal』(DR JOHN COOPER CLARKE & HUGH CORNWELL名義)以来4年ぶりのスタジオ・アルバム。
新作は、全曲の作詞・作曲、プロデュースを自身で手掛けており、英雄(ヒーロー)と悪役(ヒール)の両方について取り上げた10曲が収録されています。ヒュー・コーンウェルの98歳の母親=ウィニフレッドをインスピレーションにした「La Grande Dame」をはじめ、アルバム・タイトル・トラックでもある「Monster」は、20世紀の特撮映画界に革命をもたらしたストップモーション・アニメーションの巨匠レイ・ハリーハウゼンをテーマに、ルー・リード(「Mr.Leather」)、ジャズ・ピアニスト/歌手のモーズ・アリソン(「Mosin’」)、1940年代のハリウッド・スター、ヘディ・ラマー(「The Most Beautiful Girl in Hollywood)」)、70年代の伝説的スタントマンのエベル・ナイベル(「Pure Evel」)、イタリア人独裁者のベニート・ムッソリーニ(「Duce Coochie Man」)など、様々な人物が作品の中では取り上げられています。
アルバムの2CDおよび2LPエディションには、ストラングラーズ楽曲10曲をアコースティック・ヴァージョンで再録したボーナスディスク『Restoration』が付属されます。
新作に関してヒュー・コーンウェルは「このアルバムを作り始めてから長い間経つし、完成させてからも1 年経つ。でも、ごく最近こう思ったのさ、『このアルバムは今のセレブリティのトレンド全体への反応なんだな』ってね。みんながなろうと努力しているセレブリティっていうのは、何かを達成することと何の関係もない、ただセレブリティになるためだけのセレブリティなんだから。僕がアルバムで取り上げている人たちは、歴史の中で自分の居場所を努力して勝ち取った人たちなんだ」と語っています。
●2LPエディション
●『Monster』
☆Disc1:Monster
1. Pure Evel
2. La Grande Dame
3. The Most Beautiful Girl in Hollywood
4. Mosin’
5. Mr. Leather
6. Bilko
7. Robert
8. Monster
9. Attack of the Major Sevens
10. Duce Coochie Man
☆Disc2:Restoration
1. Outside Tokyo
2. Let Me Down Easy
3. Souls
4. Don’t Bring Harry
5. Goodbye Toulouse
6. Ships That Pass In The Night
7. Never Say Goodbye
8. No More Heroes
9. Big in America
10. Always The Sun