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作曲家/音楽プロデューサー/アルファ・レコード創業者 村井邦彦初のエッセイ集『村井邦彦のLA日記』発売

2018/09/18 07:50掲載
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村井邦彦のLA日記 / 村井邦彦
村井邦彦のLA日記 / 村井邦彦
ユーミンやYMOなど多くのアーティストを世に送り出したプロデューサー、アルファレコードの創業者、そして国民的名曲「翼をください」の作曲者である村井邦彦。初のエッセイ集『村井邦彦のLA日記』がリットーミュージックから10月22日発売。本書は同人誌『月刊てりとりぃ』に2011年から連載している「LAについて」を書籍化したもの。

11月17日(土)には御茶ノ水エスパス・ビブリオにて村井邦彦のトーク&サイン会が開催されます。詳細は近日発表
●『村井邦彦のLA日記』

価格:2,376円(本体2,200円+税)
著者:村井 邦彦(著)
仕様:四六判 / 344ページ
発売日:2018.10.22
ISBN:9784845633050

<内容>

日本を代表する作曲家でアルファレコードの創業者、村井邦彦初のエッセイ集。同人誌『月刊てりとりぃ』に2011年から連載している「LAについて」を書籍化。今や国民的唱歌となった「翼をください」の作曲者で、荒井由実、赤い鳥、YMO、ハイ・ファイ・セット、ガロなど、多くのアーティストを世に送り出した著者の人脈は幅広く、60 年代末からパリ、ロンドン、LA、NYなど世界中を飛び回り、ビジネス的にも音楽的にも多くの要人と交流している。そこで出会った人々との思い出やエピソードは単なる交友録にとどまらず、日本のポップス史における貴重な証言でもある。現在の居住地であるLAを中心とした交流を描きながら、関連する音楽、映画や舞台などに話が発展していく独特の内容は、優れた文化論としても読めるだろう。

《CONTENTS》
◎第1章:2011年 広い空の下、フリーウェイはひしめく
◎第2章:2012年 偏西風が慈雨をもたらす
◎第3章:2013年 コロナ・ビールをラッパ飲み
◎第4章:2014〜2015年 曲は歌って書け
◎第5章:2016年 We Believe in Music
◎第6章:2017年 過去に学ばずして創作はありえず
◎第7章:2018年 音は暗闇のなかから生まれ、暗闇に消えてゆく
◎番外編:この美しい星、アルファ


◎本書に登場する人々
アーメット・アーティガン(アトランティック・レコード創業者)、アル・シュミット(エンジニア)、エディ・バークレイ(バークレイ・レコード創業者)、クリスチャン・ジャコブ(ミュージシャン)、ジェリー・モス(A&Mレコード創業者)、ジョン・ウィリアムズ(作曲家)、トミー・リピューマ(音楽プロデューサー)、バート・バカラック(作曲家)、ホルヘ・カランドレリ(作編曲家)、ミシェル・ルグラン(作曲家)、ルー・アドラー(音楽プロデューサー)、レスター・シル(音楽プロデューサー)、朝妻一郎(フジパシフィックミュージック会長)、宇野亞喜良(イラストレーター)、川添浩史(キャンティ創業者)、坂本龍一(ミュージシャン)、高橋幸宏(ミュージシャン)、細野晴臣(ミュージシャン)、本城和治(音楽プロデューサー)、松任谷由実(ミュージシャン)、梁瀬次郎(ヤナセ社長)、山上路夫(作詞家)、渡邊美佐(渡辺プロダクション社長)、ほか

<著者プロフィール>
村井 邦彦(むらい くにひこ)
1945年生まれ。作曲家・編曲家・プロデューサー。米国ロサンゼルス在住。
1960年代後半、慶應大学在学中より本格的に作曲を始め、森山良子、赤い鳥、タイガース他多くのアーティストに作品を提供する。現在までに数百曲の楽曲と『タンポポ』など30本の映画音楽を作曲。代表作「翼をください」(作詞:山上路夫)は学校教科書に取り上げられ、現在も多くの人に愛唱され、世界中で何百人ものアーティストにカバー曲として録音されている。また、「虹と雪のバラード」(作詞:河邨文一郎)は札幌オリンピックのテーマソングとして大きな話題となった。
一方、プロデューサーとしては1969年、音楽出版社アルファミュージックを設立。1977年にはアルファレコードの創業者、プロデューサーとして荒井由実(現・松任谷由実)や、細野晴臣が在籍したバンド、ティン・パン・アレーを見いだし、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)を世界に送り出し成功に導いた。
現在はアメリカと日本を往復するなか、TVドラマやミュージカル舞台作品を作曲するなど活動の幅をますます広げている。
2015年9月にはアルファミュージックからリリースした伝説的なアーティストを集めた公演を二日間に渡り開催、成功に導く。2017年12月に作曲家活動50周年を迎えた。