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北朝鮮でのライヴ・パフォーマンスから着想 ライバッハが新アルバム『The Sound of Music』を11月発売、MVあり

2018/09/06 05:04掲載
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Laibach / The Sound of Music
2015年に北朝鮮でコンサートを行った、スロベニアのアヴァンギャルド/インダストリアル・バンド、ライバッハ(Laibach)。その北朝鮮でのライヴ・パフォーマンスから着想を得て制作された新アルバム『The Sound of Music』が海外、日本で11月23日に発売。リリース元は海外はMute、日本はTraffic。スタジオ・アルバムのリリースは2017年の『Also Sprach Zarathustra』以来。

タイトル・トラック「The Sound of Music」のミュージック・ビデオが公開されています


以下、日本盤プレスリリースより

『サウンド・オブ・ミュージック』のアイデアは、ライバッハが当時物議を醸した2015年に行ったあの北朝鮮でのライヴ・パフォーマンスから着想を得て制作されたものだ。平壌でのコンサートでは、1965年に公開されたある映画のサウンドトラックから数曲が披露されたのだが、ライバッハが演奏を決めたその映画とは、主に北朝鮮の学校において英語の授業で使用され、北朝鮮国民によく知られた名画『サウンド・オブ・ミュージック』であった。ライバッハにボリス・ベンコ(サイレンス)とマリーナ・メルテッセンがボーカルに加わり、ライバッハ流の「マイ・フェイヴァリット・シングス」や「エーデルワイス」「ドレミの歌」や「マリア」(=今回は「マリア/コリア」(歌詞「“How do you solve a problem like Maria / Korea?」)が今回アルバムに収録されている。

今作の大半がこの映画からの楽曲で占められるなか、伝統的な朝鮮民謡で非公式ではあるが南北朝鮮共通の国歌と称されている「アリラン」が彼らの解釈で演奏・録音され今回収録されている(そして今年、シンガポールで行われたドナルド・トランプ米国大統領とキム・ジョンウン北朝鮮最高指導者の会談の最中にこの楽曲が発表された)。他には、平壌にあるクン・ソン音楽学校の学生達が朝鮮の琴、カヤグム(伽耶琴)を演奏したオリジナル楽曲や朝鮮人民共和国議会文化交流担当のリュウ氏によるこのバンドへの歓迎スピーチなども収録されている。

今作はスロヴェニアの首都であるリュブリャナと平壌で制作され、サイレンス(プリモシュ・フラドニックとボリス・ベンコによるデュオ)との2006年のアルバム「Volk」以来となる素晴らしいコラボレーションもこのアルバムの聴きどころの一つである。
●『The Sound of Music』

1. The Sound of Music
2. Climb Ev’ry Mountain
3. Do-Re-Mi
4. Edelweiss
5. Favorite Things
6. Lonely Goatherd
7. Sixteen Going On Seventeen
8. So Long, Farewell
9. Maria / Korea
10. Arirang
11. The Sound of Gayageum
12. Welcome Speech