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ECMレーベルのSA-CDハイブリッド盤シリーズ第5弾はゲイリー・ピーコック、チャーリー・ヘイデン、パット・メセニー・グループの3作

2018/07/10 13:38掲載
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TOWER RECORDS presents ECM SA-CD HYBRID SELECTION 第5弾
TOWER RECORDS presents ECM SA-CD HYBRID SELECTION 第5弾
ドイツの名門ECM Recordsの傑作アルバムを世界で初めてSA-CD化し、完全限定プレス作品としてタワーレコード限定にて発売する<TOWER RECORDS presents ECM SA-CD HYBRID SELECTION>シリーズ。第5弾<The Most Beautiful Sound Next To Silence(沈黙の次に美しい音)>としてゲイリー・ピーコック(Gary Peacock)チャーリー・ヘイデン(Charlie Haden)パット・メセニー・グループ(Pat Metheny Group)のアルバム3タイトルが9月5日(水)にタワーレコード限定/数量限定で発売されます。

このシリーズは、タワーレコードがユニバーサル ミュージック合同会社の協力のもとで行っているもの。

第5弾としてリリースされるのは、ゲイリー・ピーコック『テイルズ・オブ・アナザー』、チャーリー・ヘイデン『マジコ』、パット・メセニー・グループ『トラヴェルズ』の3タイトル。今回もシリーズ総監修をオーディオ、音楽評論における第一人者の和田博巳が務め、作品解説はライター/ジャーナリストの原田和典が担当しています。
以下インフォメーションより

■TOWER RECORDS presents ECM SA-CD HYBRID SELECTION 第 5 弾ラインナップ

☆ゲイリー・ピーコック『テイルズ・オブ・アナザー』
3,500 円+税(PROZ-1114)

☆チャーリー・ヘイデン『マジコ』
3,500 円+税(PROZ-1115)

☆パット・メセニー・グループ『トラヴェルズ』
5,000 円+税(PROZ-1116/7)

【発売日】 2018 年 9 月 5 日(水)
【企画・販売】 タワーレコード株式会社
【制作・発売】 ユニバーサル ミュージック合同会社
【販売】 全国のタワーレコードおよび TOWERmini、タワーレコード オンライン限定発売
※タワーレコード オンライン内商品ページ
http://tower.jp/article/feature_item/2018/07/10/0102

※過去マンフレート・アイヒャーがプロデュースに携わっていない、スティーヴン・ハートキー『Tituli/Cathedral In ThrashingRain』が ECM New Series よりアメリカ限定で SA-CD の企画盤としてリリースされています。

■ECM SA-CD HYBRID SELECTION の特徴
世界初、SA-CD化音源
SA-CD層は“オリジナル・アナログ・マスターテープから発売のために制作した最新DSDマスター”(※第5弾リリースは2018年DSDマスター)を使用し、ECM自ら最新マスタリング
ECMの監修の下、新マスタリングを担当したのは、キース・ジャレットの諸作にかかわってきたエンジニア、クリストフ・スティッケル(キース・ジャレット/ チャーリー・ヘイデン『ジャスミン』、同『ラスト・ダンス』etc)。
※解説書には、新規序文解説と新たな作品解説を収納

レーベル創設者マンフレート・アイヒャーの音へのこだわりは半端ではありません。それゆえ、ECMはCDが誕生した際にのみ新たにマスターを制作しましたが、以降様々なフォーマットのディスクが誕生しても新たにマスターを制作したことはありませんでした(一部、国内盤SHM仕様CD発売時に許可が出た事があるのみ ※注:マスター変更はなし)。今回、実現困難と言われたオリジナル・アナログ・マスターからDSDへのフラット・トランスファーは、ECM自らが最新マスタリングを施し、タワー企画盤としてついに市場に出ることになりました。本シリーズがいかに画期的なリリースかがおわかりいただけるでしょう。尚、CD層は従来のマスターとなります。
※SA-CDハイブリッド盤は通常のCDプレイヤーでも再生可能です。

■ ECM SA-CD HYBRID SELECTION Vol.5 作品について

☆ゲイリー・ピーコック『テイルズ・オブ・アナザー』(PROZ-1114)

後のスタンダーズ・トリオの原点を記録したゲイリー・ピーコックのECM初リーダー作!今となっては“キース・ジャレット・スタンダーズ・トリオ”の原点というべき顔ぶれでの1977年のECM作品。しかし、表向きはベーシスト、ゲイリー・ピーコックのECM初リーダー作であり、そこに参加したピアニストがキース・ジャレット、ドラムスがジャック・ディジョネットというピアノ・トリオによるクリエイティヴィティに満ちたセッションを記録した一作。楽曲は全曲ピーコック作曲のオリジナルで、3者によるインプロヴィゼーションは、それぞれが培ってきた音楽性が交錯し、繊細なサウンドと緩急に満ちたパルスを生み出していく。このアルバムのレコーディングはニューヨークのジェネレーション・サウンド・スタジオで行われ、オリジナル録音エンジニアはトニー・メイ(ECMでの代表作品は『リターン・トゥ・フォーエヴァー』など)、オリジナル・ミックス・エンジニアはマルティン・ヴィーラント(ECMでの代表作品は『ザ・ケルン・コンサート』など)がそれぞれ担当した。

☆チャーリー・ヘイデン『マジコ』(PROZ-1115)

アメリカ、ノルウェー、ブラジルの3人のミュージシャンによる美しく、透明感にみちた音楽!きっと世の中にはどこかにこういう音楽がいつも流れている国があって、でもそれが一体何と言うジャンルの音楽なのか、誰も分からないのだろう。1979年、オスロのタレント・スタジオで、アメリカのベース奏者チャーリー・ヘイデン、ノルウェーのサックス奏者ヤン・ガルバレク、ブラジルのギタリスト兼ピアニスト、エグベルト・ジスモンチという国籍も音楽性も全く違う3人が同時に音を出すとこうなった、という例えようのない美しい音楽。14分におよぶ1曲目“バイラリーナ(バレリーナ)”を除き、メンバーそれぞれのペンによるオリジナル曲を収録。ヘイデンの夢幻の低音が奏でる中を、ガルバレクの北欧の荒涼とした情景を想起させるソプラノ・サックス、ジスモンチの柔らかな日差しのようなアコースティック・ギターのアルペジオによる究極のECMサウンドが広がる。瞑想と沈思が同時に巡るような不思議な体験。オリジナル録音エンジニアはヤン・エリック・コングスハウク。

☆パット・メセニー・グループ『トラヴェルズ』(PROZ-1116/7)

1982年北米ツアーのパフォーマンスを収録したPMG初のライヴ・アルバム!パット・メセニーがECMレーベルで、パット・メセニー・グループ(PMG)名義で創り続けてきた音楽は、聴衆をともなった音響効果の高いライヴ空間でもそれが通用するということを本作で証明した。PMGとしての初のライヴ・アルバムであり、ECMレーベルでのパット・メセニーのアルバムとしては唯一の2枚組のヴォリュームとなった傑作。1983年発表。収録曲は1982年のアルバム『オフランプ』リリース後の北米ツアーでダラス、フィラデルフィア、サクラメント、ナカドーチェスの4都市、郡で行われたパフォーマンスからベストなテイクを収録。代表曲“ついておいで”で始まり、ラストの“想い出のサン・ロレンツォ”まで、変化に富んだ音楽性ゆえ、ドラマティックに展開し、聴いていると誰もがどこかを旅しているような、そんなイマジネイティヴな気分にさせられる。ライヴならではの圧倒的な臨場感と録音の良質さがリアルな音像を作り上げる。オリジナル録音エンジニアはヤン・エリック・コングスハウク。