『レコード・コレクターズ』最新8月号の特集は「ザ・ローリング・ストーンズ〜伝説のノー・セキュリティ・ツアー」。また、
ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)『アペタイト・フォー・ディストラクション』や
リロイ・ハトソン(Leroy Hutson)の特集も。7月14日発売
●『レコード・コレクターズ 2018年8月号』
【特集】 ザ・ローリング・ストーンズ~伝説のノー・セキュリティ・ツアー
1998年に出されたライヴ作の名を冠し、翌年1月から4月にかけて短期間行なわれたノー・セキュリティ・ツアーだったが、97~98年に大規模なワールド・ツアーとして展開され日本公演も行なわれたブリッジズ・トゥ・バビロン・ツアーの煽りを受け、当時の注目度は低かった。しかし、前回のツアーとは真逆の方向性を打ち出したライヴの内容は非常に高く評価され、ソフト化を望む声が多かった。その伝説のツアーの映像/音源が、<フロム・ザ・ヴォルト>シリーズの一作として遂に登場。ストーンズ史の失われた1ページを、いま取り戻せ!
■ ライヴの本質を追求する実験が切り開いた、最良のエンターテインメントへの確信(大鷹俊一)
■ ファンが待ち望んだアリーナ公演ツアーの魅力と意義を語り尽くす(有賀幹夫×佐藤三十郎)
■ ライヴの熱気がダイレクトに伝わる『フロム・ザ・ヴォルト:ノー・セキュリティ-サンノゼ1999』(藤井貴之)
■ 近年リリースされたオフィシャル・ライヴの発掘音源/映像を総ざらい(犬伏功)
【特集】 ガンズ・アンド・ローゼズ『アペタイト・フォー・ディストラクション』
ポップで煌びやかなサウンドがシーンを席巻していた80年代半ばに、突如としてセックス、ドラッグ&ロックンロールを地で行く危険なカリスマが現われます。卑猥なジャケットが問題視された87年発表のファースト『アペタイト・フォー・ディストラクション』はレコード店から発売を拒否され出鼻をくじかれますが、エルヴィス・プレスリー、ボブ・ディラン、ローリング・ストーンズをカヴァーしていたことからも窺える確かな音楽性は徐々にリスナーを増やしていき、発売から1年をかけて全米1位に輝きました。初登場音源を満載した話題のボックスもくわしく解説します。
■ LAから誕生した危険なカリスマがアメリカン・ドリームを掴むまで(池上尚志)
■ 『アペタイト・フォー・ディストラクション』全曲ガイド(中重雄)
■ 『アペタイト・フォー・ディストラクション:スーパー・デラックス・エディション』解説(行川和彦)
【特集】 リロイ・ハトソン
カーティス・メイフィールドの後任としてインプレッションズに加入したリロイ・ハトソンは、その後、カーティスのレーベル:カートムを中心にソロ・アーティストとして、またプロデューサーとして大活躍し、ストリングスやラテン・パーカッションが特徴的な、スムーズかつグルーヴィーな音楽で、ニュー・ソウルと呼ばれた同時代のシーンに多くの影響をもたらしました。しかし、その真価が理解されたのは、レア・グルーヴやネオ・ソウルといった価値観を経た今なのかもしれません。来日公演での素晴らしいパフォーマンスの興奮がいまださめないなか、改めて彼の作り上げた音楽の意味を考えます。
■ 独自の音楽でソウルの枠を拡張させた才人の歩みを、本人の発言を交えて辿る(林剛)
■ リロイ・ハトソン・ディスコグラフィー~オリジナル・アルバム/編集盤(出田圭)
【特集】 マイケル・マクドナルド
■ 久々のオリジナル曲による新作と、現在進行形で高まる再評価を考察する(渡辺亨)
■ スティーリー・ダンやドゥービー・ブラザーズへの参加からソロ作品まで~マイケル・マクドナルド・ディスコグラフィー(片島吉章)
□ マリリオン
昨年に続いての来日公演が9月に決まったネオ・プログレッシヴ・ロック界の筆頭バンドの軌跡(舩曳将仁)
□ ポール・サイモン
老若男女が詰め掛けた“さよならツアー"ハリウッド・ボウル公演リポート(檜山譲)
『グレイスランド:リミックス』(油納将志)
□ ボブ・ディラン
60年代初頭~中盤のライヴからレアな音源をまとめた来日記念盤がリリース(佐野ひろし)
□ ブルース・スプリングスティーン
80年代後半からの作品を収録した『アルバム・コレクション』の第2弾(赤尾美香)
□ パブリック・イメージ・リミテッド
結成40周年を記念したボックスで“素晴らしき新世界"への冒険を俯瞰する(田山三樹)
□ キング・クリムゾン
日本公演補完シリーズのライヴCD第3弾は2000年の全11公演(松井巧)
□ 山口美央子
インタヴュー~作曲家としても活躍する幻のシンセ・ポップ・アーティスト(小川真一)
□ 荒木一郎
歌手/作曲家/俳優などマルチな才人がトリオに残した作品が待望の復刻(鈴木啓之)
□ 『アウトロー&アルマジロ』
70年代の“アウトロー・カントリー"をテーマにした2枚組コンピレーション(宇田和弘)
□ レイ・デイヴィス
自身の音楽的なルーツを探るため再度アメリカに向き合ったシリーズ第二幕(若月眞人)
□ 『約束の地、メンフィス~テイク・ミー・トゥ・ザ・リバー』
ソウル/ブルース界の巨匠と若手が交流する貴重なセッションを収めたドキュメンタリーがDVD化(小出斉)
□ 大貫妙子
ヨーロッパ路線も含む3タイトルがアナログ盤で再発(池上尚志)
□ ザ・ニートビーツ
世界的な評価も得ているロックンロール・バンドの怒涛のリリース・ラッシュ(犬伏功)
□ 名盤1000円シリーズ
ウルトラ・ヴァイヴのカタログから200タイトル以上が廉価でリリース(編集部)