
ADLIB presents ビクター和フュージョン・プレミアム・ベスト ベスト・オブ・ベスト
ビクター“和フュージョン”のリマスター再発企画<ADLIB presents ビクター“和フュージョン”シリーズ>として、代表的なアーティストのベスト・アルバム11タイトルが7月25日発売。また、これまでリリースされたビクター“和フュージョン”70タイトルの中からセレクトされた『ベスト・オブ・ベスト』も発売。『ベスト・オブ・ベスト』では厳選した最良のマスターを使用。UHQCDとしては国内初のカッティング・マスター・ダイレクト・カット採用してます。
以下インフォメーションより
2010年に惜しくも休刊となった音楽雑誌「ADLIB(アドリブ)」。その「アドリブ」と完全タイアップした、日本のフュージョン・シリーズがビクターエンタテインメントから2016〜2017年にかけて70W発売。国内及び世界中で大ヒットした作品だけでなく、現在、国内外のクラブ・シーンにおいて“和モノ”として再評価されている作品も加えた幅広いセレクトになっている。今年、2018年は、これまで発売した 70Wの中から、代表的なアーティストのベスト盤を11W選出。前回同様、K2HD PRO マスタリングを施し、UHQCD(Ultimate High Quality CD)にて発売する。
特に「BEST OF BEST」は、これまで発売された中から最良のマスターテープを厳選し、国内のUHQCDでは初めて「カッテイング・マスター・ダイレクト・カット」を採用。マスターテープが持つ音のリアリティ(鮮度)を忠実に表現した。フュージョン台風の目とも言える、渡辺貞夫「カリフォルニア・シャワー」発売から、40周年。この機会に、エバーグリーンな輝きを持つビクター“和フュージョン”を是非、体験して頂きたい。
また、同作品の内、渡辺貞夫、阿川泰子 2W,サディスティックス、高中正義の 5 タイトルは iTunes Store、レコチョクほか主要配信サイト、及び、Apple Music、LINE MUSIC、Spotify、Amazon Music Unlimited など主要定額制音楽ストリーミングサービスにて7/25より配信予定!
<ビクター“和フュージョン”について>
ウェザー・リポート、クルセイダーズ、ハービー・ハンコック、グローヴァー・ワシントン JR、スタッフなど、アメリカで爆発したフュージョン・ムーブメントは、1976年頃から、日本でも本格的に台頭期を迎え、そのまま80年代に突入していった。1980年代といえば、まさに“日本のフュージョンの黄金期”といえる。次から次へと様々なプレイヤーやシンガー、グループなどが競い合うようにヒット・アルバムをリリースしていった時代だった。日本のフュージョンが熱く燃え上がる引き金となったのは、渡辺貞夫のアルバム「マイ・ディア・ライフ」(1977年)で、そのレコーディングに参加したリー・リトナー&ジェントルソウツの来日公演だった。また、リー・リトナー同様、アメリカでラリー・カールトンなどのセッション・ギタリストたちが注目されている中で、日本でもレーベル、ジャンルを越えた4人のギタリストたち、渡辺香津美、大村憲司、山岸潤史、森園勝敏による競演アルバム「ギター・ワークショップ VOL,1」(1977年)も日本のフュージョン史上で忘れがたい作品となった。そして、フュージョン台風の大きな目となったのが渡辺貞夫のアルバム「カリフォルニア・シャワー」(1978年)だった。『ある狭い枠の中でのジャズだと、僕はもう離れちゃってるからね。』(ADLB1978年春号)と渡辺はインタビューで答えている。その言葉は渡辺一人のみならず、日本のミュージシャンを代表しての“フュージョン宣言”だったともいえる。その後、日野皓正、ネイティヴ・サン、阿川泰子、MALTA、タイガー大越、高中正義、松原正樹などがアルバムを精力的にリリースしていった。これほど多彩なプレイヤーやシンガーたちがクローズアップされた音楽は、後にも先にもなかった。すでに、40 年以上も前のことだが、現在、当時の日本のフュージョン・ミュージックを聴くと、そんなに昔のことにように思われないのはなぜなのだろう。ビクターからリリースされる“和フュージョン”は、1977年〜1980年代の日本のフュージョン・シーンを活性化させ、リードしていった輝かしい時代の遺産でもある。今聴いても新鮮な響きに満ち溢れており、現在にも繋がるエバーグリーンの音楽として生きているのだと思う。松下佳男(音楽誌「ADLIB」元編集長)
<ADLIB presents ビクター“和フュージョン”シリーズ>
7月25日発売
●監修:松下佳男(「アドリブ」元編集長)/高田英男氏(サウンド・プロデューサー/元ビクタースタジオ長)
●全てオリジナル・マスターからの最新リマスタリング(K2HD PRO マスタリング)
特に「ベスト・オブ・ベスト」は UHQCD としては国内初のカッティング・マスター・ダイレクト・カット採用。
●従来の高音質CDよりマスター音源に忠実な UHQCD を採用。
●価格 各 2,000 円+税 (2 枚組:2,500 円+税)*但し、「BEST OF BEST」は 3,000 円+税
【作品ラインナップ】
■VICJ-77075 ベスト・オブ・ベスト (新編成)
1.カリフォルニア・シャワー/渡辺 貞夫
2.シティ・コネクション/日野 皓正
3.サバンナ・ホットライン/ネイティブ・サン
4.SKINDO-LE-LE/阿川 泰子
5.BLUE CURACAO/高中 正義
6.The Tokyo Taste/サディスティックス
7.フェイス・トゥ・フェイス/タイガー大越
8.WHAT A WOMAN FEELS INSIDE/阿川泰子
9.ダウン・イースト/渡辺 貞夫
10.I'm In You/大村憲司,渡辺香津美,森園勝敏&山岸潤史
11.紫光のささやき―序曲/中本マリ
12.BEEN/松原正樹
※これまでリリースされたビクター和フュージョン 70W の中からセレクトされたベスト・オブ・ベスト。厳選した最良のマスターを使用。UHQCD としては国内初のカッティング・マスター・ダイレクト・カット採用。
■VICJ-77076〜7 渡辺貞夫/ザ・ベスト+3
※ヒット曲「カリフォルニア・シャワー」「モーニング・アイランド」「マイ・ディア・ライフ」などを収録したベスト盤復刻(1981 年発売)。ボーナス・トラックとして、「カリフォルニア・シャワー」、「マイ・カントリー」「ナイス・ショット」のシングル・バージョン収録。
■VICJ-77078 日野皓正/ザ・ベスト+3
※ヒット曲「シティ・コネクション」「アンティーガ・ボーイ」などを収録したベスト盤復刻(1981 年発売)。ボーナス・トラックとして、「シティ・コネクション」「アンティーガ・ボーイ」「スウィーター&スウィーター」のシングル・バージョン収録。
■VICJ-77079 ネイティブ・サン/ウインド・サーフィン+1
※ヒット曲「スーパー・サファリ」「サバンナ・ホットライン」などを収録したベスト盤復刻(1983 年発売)。ボーナストラックとして、「ウインド・サーフィン」シングル・バージョン収録
■VICJ-77080 MALTA/ハーフ・ムーン・ストリート+1
※TV CM 曲でおなじみ「ハイ・プレッシャー」「オブセッション」など、その煌びやかな代表曲を網羅し、全曲サックス・パートを新録音したベスト盤復刻(2003 年発売)。ボーナス・トラック「ハイ・プレッシャー」のシングル・バージョンを収録。
■VICJ-77081 阿川泰子/10th AVENUE+2
※GRP のラリー・ローゼン監修のもと NY で再ミックスされたベスト盤復刻(1988 年発売)。ボーナス・トラックとして、シングル「シニア・ドリーム」「ソング・オブ・ザ・ウェイブス」を収録。
■VICJ-77082 阿川泰子/JAZZ BALLAD
※阿川泰子、珠玉のジャズバラード・ベスト復刻(1987 年発売)
■VICJ-77083 サディスティックス/ザ・ベスト
※サディスティックスの全オリジナル・アルバムからセレクトされたベスト盤復刻(1980 年発売)。
■VICJ-77084 高中正義/スーパー・セレクション
※高中正義(サディスティックス名義を含む)がビクターに残したアルバムの中からセレクトされたベスト盤復刻(1981 年発売)
■VICJ-77085 松原正樹/ザ・ベスト〜Victor Years (新編成)
1. マジック・マッシュルーム・サラダ
2. Approach
3. Ballerina
4. 流宇夢サンド
5. All-n-All
6. Moonlight Cruise
7. Such A Good Thing
8. SILLY CRUSH
9. BEEN
10. SOYOGI
11. Eye Shot
12. She needs me
(ボーナス・トラック)
13.BLUE-SKY-BLUE
14. 星の羊たち
※ギタリスト、松原正樹がビクターに残した音源からセレクトしたベスト。ボーナス・トラックとして、販促用 CD『Buono! CRUISE』から「BLUE-SKY-BLUE」「星の羊たち」2 曲収録。選曲監修:金澤寿和。
■VICJ-77086〜7 ギターワークショップ・コンプリート・ベスト
※ギター・ワークショップを中心に名ギタリスト達がビクターに残した音源をコンパイルしたベスト盤復刻。(1995年発売)