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北インド古典音楽のコンサート<Indian Classics Tokyo 2018>が開催、シタール+バーンスリー+タブラ2人

2018/07/05 05:50掲載
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Indian Classics Tokyo 2018
Indian Classics Tokyo 2018
北インド古典音楽のコンサート<Indian Classics Tokyo 2018>が7月13日(金)に杉並公会堂小ホールにて開催されます。

出演は、インドの人間国宝ニキル・ベナルジーに師事したシタール奏者H. Amit Roy、その愛弟子であるバーンスリー奏者の寺原太郎、タブラ奏者のU-zhaan、巨匠ザキール・フセインに学ぶ兄弟弟子でもあるタブラ奏者のタイ・バーホー。

<Indian Classics Tokyo 2018>

魂を揺さぶるシタールの音色、自在に飛翔する笛の旋律、そしてめくるめくタブラの拍動。北インド古典音楽、ラーガとターラの世界へ。

出演:
H.Amit Roy(シタール)
寺原太郎(バーンスリー)
Ty Burhoe(タブラ)
U-zhaan(タブラ)


【日時】7月13日(金)18:30 open 19:00 start
(受付開始18:00 開場18:30 開演19:00 終演21:00)

【入場料】予約:3,500円 当日:4,000円

【会場】杉並公会堂 小ホール

    東京都杉並区上荻1-23-15

【予約】タイトルを「7/13予約」とし、srgm@pure.ne.jp までメールでご予約ください。 本文にお名前、人数、連絡先をご明記ください。

主催・お問合せ:チャンドニ・プロジェクト srgmpure@gmail.com

■Indian Classics Tokyo 2018 出演者プロフィール

●H.Amit Roy(シタール)

シタール奏者。1959年、シタール製作者として名高いヒレン・ロイの息子としてカルカッタに生まれる。幼少の頃より父親から音楽を学び、後にサントゥーシュ・ベナルジー師に師事。さらに国際的に活躍したシタールの巨匠、故パンディット・ニキル・ベナルジー師の下研鑽を積んだ。1978年から師の亡くなる1987年まで、師とともに生活しながら学ぶという伝統的な音楽訓練を受ける。師ニキル・ベナルジーを彷彿とさせる演奏にインドのマスコミは高い評価を与え、“銀のように輝く旋律”と評した。名古屋に居を構えながら、インドはもとより、日本、ヨーロッパなどで旺盛な演奏活動を続ける一方、多くのCDを製作している。名古屋、東京、兵庫、仙台で教室を開催。多くの愛弟子がインド古典音楽の演奏者として活動している。https://amit-roy.jimdo.com/

●寺原太郎(バーンスリー)

92年よりバーンスリー奏者中川博志氏に師事。同年渡印し、インドの人間国宝ハリプラサード・チョウラシア師に直接指導を受ける。以降、毎年渡印。92年より故ニキル・ベナルジー師の愛弟子で、名古屋に住むシタール奏者H.Amit Royに師事。北インド古典音楽のより深いラーガ表現を学ぶ。2006年坂本龍一の主催したロハスクラシックス東京に選抜され、タブラ奏者U-zhaanとともに出演。映画「手塚治虫のブッダ」「るろうに剣心」スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」等で挿入曲を演奏。世界的タブラ奏者オニンド・チャタルジーとのCDやチベット人シンガーテンジン・チョーギャルとのCD等をリリース。オーストラリア、インド、バングラデシュ、アメリカ等でも高い評価を受ける。https://srgmtaro.jimdo.com/

●Ty Burhoe(タブラ)

タブラ奏者。伝説のタブラの巨匠、ザキール・フセインの愛弟子であり、96年からザキールのア シスタント、ワールドツアーマネージャー。インドの伝統音楽の伴奏者として世界中で演奏する一方、様々な文化の音楽と独特なコラボレーションをすることで、タブラという楽器の可能性を広げ、世界中から賞賛を集めている。アカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画「ボーン・ イントゥ・ボロセルズ」ではサウンドトラックを担当、コンサートのプロデュースやレコーディ ングプロデューサーとしても名を知られる。ヨガと瞑想の修練を長年重ね、ネイティブアメリ カンシャーマン(ヒーラー) に11年師事した経験を持つ。近年は尺八の小湊昭尚、津軽三味線の小山豊とのユニット「YO(謡)」のメンバーとして活躍。注目を集めている。Tala Records 主催。http://www.tyburhoe.com/

●U-zhaan(タブラ)

タブラ奏者。オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインに師事。2000年よりASA-CHANG&巡礼に参加し、4枚のアルバムをリリース。2010年に同ユニットを脱退後U-zhaan × rei harakamiとしてアルバム「川越ランデヴーの世界」を発表。2014年には坂本龍一、Cornelius、ハナレグミ、HiFANA等をゲストに迎えたソロ名義の作品『Tabla Rock Mountain』をリリースした。2017年2月、蓮沼執太との共作アルバム「2 Tone」をリリース。http://u-zhaan.com

【インド音楽について】

 北インド古典音楽の起源は古く、声明のルーツであるヴェーダの詠唱がはじまりと言われていますが、現在のような壮大な音楽大系が形作られたのは今から約400年程前。ペルシャ文化との融合により、マハラジャやムガル皇帝たちの宮殿で華ひらいた宮廷音楽です。ヒンドゥーの神々へ捧げられる宗教的で数学的な南インドの音楽とは対照的に、王たちを癒し、眠りを包みこんできた北インドの音楽は、より叙情的で官能的な演奏を特徴とします。優れた楽師を抱えることはマハラジャ達の権威を示す贅沢な趣味でもありました。
 インド音楽は季節や気候、演奏される時間帯によって使うべき音の動きが決まっていたり、一定のリズムサイクルの中で複雑な分割を遊んだりと、通な聴きどころが多く、通常演奏時間は1曲が30分から1時間に及ぶこともあります。ゆったりと瞑想的に始まり、途中からタブラのリズムが加わり徐々に加速して、最後は熱狂的なクライマックスを迎えます。後半の旋律奏者とリズム奏者の即興的な掛け合いはとてもスリリングです。

【演奏楽器】

●シタール
ビートルズにより世界的に知られるようになったインドの弦楽器。多くの共鳴弦をもち、チョーキング技法により独特の音色を醸し出す。

●バーンスリー 
神話時代より親しまれてきたインドの竹の横笛。古典演奏で使われるものは長さが70cmから80cmあり、精妙で深い音色と表現を特徴とする。

●タブラ 
左右で一対の太鼓。指先や掌を駆使し、多彩な音色と複雑なリズムを叩きわける。アラ・ラカ、ザキール・フセイン親子の登場により世界的に有名に。中央の黒い部分が音色の秘密。

●タンブーラー 
ミヤーンミヤーンと倍音の多い通奏低音を奏でる伴奏専門の弦楽器。音楽の背景を彩る。この楽器の音が鳴るだけでインドの空気がかもしだされる。

詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
https://srgmtaro.jimdo.com/schedule/indian-classics-tokyo2018/