エバラ食品工業は、長年にわたりテレビCMなどで使用している「♪エ・バ・ラ、焼肉のたれ」のサウンドロゴを「音商標」として登録出願、4月27日に特許庁より認可を受けたと発表しています。
過去に音が商標登録された例は、大正製薬の「ファイトーイッパーツ」、小林製薬「ブルーレット置くだけ」、大幸薬品の「正露丸」のラッパのメロディーなどがあります。
以下、エバラ食品工業のプレスリリースより
■ 登録商標の概要
【登録番号】第6039687 号
【登録日】2018年4月27日
【指定商品・役務】第30類 焼肉のたれ
2015年4月1日に施行された改正商標法により、音楽的要素(メロディ、ハーモニー、リズム、またはテンポ、音色など)のみで構成される「音商標」の登録が認められることとなりました。
当社では、テレビCMや店頭イベントなどさまざまな機会を通じ、長年親しまれてきた「♪エ・バ・ラ、焼肉のたれ」のサウンドロゴがエバラブランドとお客様を結ぶ大切な「絆」であると考え、このたび音商標の登録を出願し、認可を受けました。
当社は、1958 年 5 月に調味料の製造・販売を開始し、今年で創立 60 周年を迎えました。「おいしいものを、さらにおいしくする調味料」、「あったらいいなという調味料」を食卓にお届けしたい、という創業の思いは「焼肉のたれ」(1968年発売)、「黄金の味」(1978年発売)、「浅漬けの素」(1991年発売)など、それまでの市場になかった商品を生み出し、日本の食卓に新たなおいしさを広げてまいりました。
エバラ食品は、たれをさらに進化させるとともに、お客様とのさまざまなコミュニケーションもより一層進化させ、これからもお客様に「こころ、はずむ、おいしさ。」をお届けしてまいります。
☆参考:エバラサウンドロゴとともに広がった焼肉文化
1968年に発売した「焼肉のたれ」の発売後、当時はまだ家庭になじみの少ないメニューであった焼肉を広めるため、落語家の月の家円鏡さん(当時)を起用したテレビ CM を制作し、焼肉の魅力やおいしさを伝えていきました。初期のCM『満員電車』篇では、満員電車に揺られて懸命に働きながらも、「三日に一度は焼肉料理!」と焼肉を食べて活力を取り戻すという、当時の世相を反映した情景を円鏡さんがコミカルに表現し、最後に「♪エ・バ・ラ、焼肉のたれ」のサウンドロゴが流れます。このCMは一躍全国で人気を博し、「焼肉のたれ」のヒットとともに、家庭で焼肉を楽しむ食文化が広がるきっかけのひとつとなりました。
https://www.ebarafoods.com/