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村上春樹作品に登場する音楽の読み解き方がわかる解説書『村上春樹の100曲』が発売

2018/04/18 01:52掲載(Last Update:2018/04/18 19:52)
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村上春樹の100曲
村上春樹の100曲
村上春樹作品に登場する音楽の読み解き方がわかる解説書『村上春樹の100曲』がリットーミュージックの立東舎から6月15日発売予定。ビーチ・ボーイズがよく登場するのはどうして? ヤナーチェクは異界への入り口になっている? 本書では春樹作品に登場する音楽から、ジャンルごとに20曲、合計100曲を選んで解説。巻末には「村上春樹の小説全音楽リスト」も。読書ガイドとディスクガイドが融合したファン必携の1冊です

●『村上春樹の100曲』
価格:1,944円(本体1,800円+税)
品種:書籍
著者:栗原 裕一郎(著)/藤井 勉(著)/大和田 俊之(著)/鈴木 淳史(著)/大谷 能生(著)
仕様:四六判 / 320ページ
発売日:2018.06.15
ISBN:9784845632398

<内容紹介>
村上春樹の小説といえば、何を思い浮かべますか。
いくつかありますが、そのうちの一つは「音楽」、と言い切ってしまっていいほど、作品中に膨大な量の曲名・ミュージシャン名が登場します。それもすごく意味ありげに。
本書では、そんな春樹作品に登場する音楽から、ジャンルごとに20曲、合計100曲を選んで解説しました。
曲紹介を読んでいるうちに、小説の紹介になって、どうしてその曲が使われているのかもわかるようになるという、曲紹介からはじまる、新しい小説の読み方を提案しています。これ1冊で、村上春樹の小説も、登場する音楽もわかるようになっているのです。
巻末には「村上春樹の小説全音楽リスト」もついていて、具体的に紹介した100曲以外にどんな曲が登場しているのかもわかります。
読書ガイドとディスクガイドが融合した、ファン必携の1冊。登場する100曲、あなたはどれだけ聞いたことがありますか?

【目次】
まえがき
80年代以降の音楽〜「60年代的価値観」の消滅
ロック〜手の届かない場所へ
ポップス〜失われた未来を哀悼する
クラシック〜異界への前触れ
ジャズ〜音が響くと何かが起こる
あとがき座談会『1Q84』以降の村上春樹と音楽
村上春樹の小説全音楽リスト

<著者について>

栗原裕一郎(くりはら・ゆういちろう)
1965年生まれ。評論家。文芸、音楽、社会問題などその執筆活動は多岐にわたる。主な著書に『<盗作>の文学史』(第62回日本推理作家協会賞受賞)、共著に『石原慎太郎を読んでみた』などがある。

藤井勉(ふじい・つとむ)
1983年生まれ。ライター。2008年豊﨑由美氏主催の書評講座「書評の愉悦ブックレビュー」参加をきっかけに文章を書き始める。共著に『村上春樹を音楽で読み解く』がある。

大和田俊之(おおわだ・としゆき)
1970年生まれ。慶應義塾大学法学部教授。専攻はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究。著書に『アメリカ音楽史』(第33回サントリー学芸賞受賞)、共著に『文化系のためのヒップホップ入門』などがある。

鈴木淳史(すずき・あつふみ)
1970年生まれ。音楽エッセイスト・評論家(クラシック音楽)。主な著書に『クラシックは斜めに聴け!』『背徳のクラシック・ガイド』『クラシック悪魔の辞典』『クラシック音楽異端審問』などがある。

大谷能生(おおたに・よしお)
1972年生まれ。批評家、音楽家(サックス、エレクトロニクス)として先鋭的な活動を展開 。主な著書に『ジャズと自由は手をとって(地獄に)行く』『持ってゆく歌、置いてゆく歌』などがある。