
NHK『スーパープレミアム 傑作か、それとも…京都 大徳寺・真珠庵での格闘』(c)NHK
とんちで有名な一休宗純ゆかりの大徳寺・真珠庵が、重要文化財である絵師・長谷川等伯の襖絵を400年ぶりに新調。寺が現代の絵師として依頼したのは、なんと漫画・アニメ・ゲームの鬼才たち。一休の精神を濃密に感じる真珠庵の空間で、現代の絵師たちは何を思い、どんな襖絵を描くのか? ドキュメンタリー『傑作か、それとも…京都 大徳寺・真珠庵での格闘』がNHK BSプレミアムで4月21日(土)放送
●『スーパープレミアム 傑作か、それとも…京都 大徳寺・真珠庵での格闘』
NHK BSプレミアム 4月21日(土)午後9時00分
京都の名刹、とんちで有名な一休宗純ゆかりの大徳寺・真珠庵。この襖を飾るのは長谷川等伯の傑作。国の重要文化財に指定されている。
それを400年ぶりに新調することが決まった。
寺が描き手として選んだのは、クールジャパンを代表する鬼才クリエーターたち。
ゲーム『ファイナルファンタジー』のアートディレクター・上国料勇、アニメ『オネアミスの翼』監督・山賀博之、長寿漫画『釣りバカ日誌』作画・北見けんいちなど。
一休の精神を濃密に感じる真珠庵の空間...。
現代の"絵師"たちは何を思い、どんな襖絵を描くのか?
しかし、はじめての挑戦に、絵筆はなかなか進まない...。特別の許可を得て真珠庵にカメラを据え、それぞれの格闘を追う。
京都の美しい春の情景の中で、真珠庵の本堂に飾られる新しい襖絵。はたして傑作か、それとも... 。
【語り】高橋克実
<番組スタッフから>
【この番組を企画したきっかけは?】
『現代の一休さん』と呼ばれる真珠庵の第27代目住職・山田宗正さんから、重要文化財である長谷川等伯の襖絵新調の話をうかがったのがきっかけです。
日本画壇の名士に依頼するのかと思いきや、ナント、漫画・アニメ・ゲームの絵師たちに頼んだと聞き、これはぜひとも制作過程を撮影したいとお願いしました。しかし快諾を得て、取材を始めたのは昨年の6月。よもやそれから今春までの長期取材になるとは夢にも思わず…。もはや取材なのか丁稚奉公なのか、不安になるものの、住職様から「一休さんの寺なんだからエブリシングOKよ!」と言われ、納得してしまう自分に恐れおののいています。
【番組の見どころは?】
絵師のみなさんそれぞれの格闘っぷりです。
描くテーマも筆力も全員違いますが、一休さんの寺ならではの場の力も手伝い、それぞれ個性あふれる襖絵が仕上がっていくプロセスを楽しんでいただければと思います。
【見てくださる方に一言】
京都の名所旧跡、見どころはあまたありますが、真珠庵の新しい襖絵が、歴史に刻まれるか否か…それを決めるのは視聴者のみなさまかもしれません。鬼才たちによる襖絵の全貌をぜひご覧ください。
(番組ディレクター 小林未緒)
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/9999/2608134/index.html