
NHK『名曲アルバム+(プラス)』「フィガロの結婚」より
NHK『名曲アルバム+(プラス)』の再放送が決定。1976年に始まり40年以上つづく長寿番組『名曲アルバム』が新たな映像・音楽体験を提供する番組で、CGやアニメーションを駆使する新進気鋭のクリエイターたちが名曲を独自の解釈と手法で映像化してます。
放送されるのは、アニメ『ポプテピピック』のゲームパート担当者が手がけた8ビットゲーム仕立ての「フィガロの結婚」、「カノン」の楽曲構造をCGによって視覚的に表現した「パッヘルベルのカノン」、バイオリニストの人並み外れたテクニックに着目し、さまざまなアングルの映像と合成によって多角的に描く「チゴイナーワイゼン」の3曲。
4月15日(日)深夜にNHK総合で放送されます。また「フィガロの結婚」と「パッヘルベルのカノン」は4月14日(土)深夜にEテレでも放送されます。
『名曲アルバム』は、クラシックやポップスなど、世界の名曲をゆかりの地の風景映像に乗せて放送する5分番組です。
■『名曲アルバム+(プラス)』
初回:NHK総合 2018年3月31日
再放送:
☆「歌劇“フィガロの結婚”序曲」
Eテレ 4月15日(日)午前1:50〜1:55 ※土曜深夜
☆「チゴイナーワイゼン」
Eテレ 4月15日(日)午前1:55〜2:00 ※土曜深夜
☆「フィガロの結婚」「チゴイナーワイゼン」「パッヘルベルのカノン」
総合 4月16日(月)午前1:40〜 1:55 ※日曜深夜
●「フィガロの結婚」
「フィガロの結婚」はモーツァルトが1786年に作曲したオペラ。18世紀のスペイン・セビリアを舞台に、フィガロとスザンナの結婚式の1日を描いた喜劇です。モーツァルトの中でも最も有名なこの名曲を映像化するのは、話題のアニメ「ポプテピピック」のゲームパート担当の山下 諒。オペラの各場面をアクションゲーム、ロールプレイングゲーム、格闘ゲーム、パズルゲームなどさまざまな昔懐かしのゲーム風に再現。全4幕で3時間にも及ぶオペラの世界を、なつかしの8ビットゲームテイストのキャラクターたちで5分間に凝縮して描きだします。セリフの端々にはオペラの歌詞(日本語訳)も登場させ、原作のオペラを見たことがなくても、その雰囲気を感じることができるようになっています。
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[山下 諒]
東京造形大学造形学部アニメーション専攻領域卒業。大学在学中に、アニメ「ポプテピピック」POP TEAM 8BITパート、ブリーフ&トランクス「逆に」(ミュージックビデオ)などを制作。
●「パッヘルベルのカノン」
バロック音楽の代表曲「パッヘルベルのカノン」。「カノン」とは、同じメロディーが少しずつずれて重なっていく音楽のこと。わかりやすい例としては「かえるのがっしょう」など輪唱もカノンの一種です。「パッヘルベルのカノン」は、3つのバイオリンが2小節ずつずれてまったく同じメロディーを演奏していきます。その「カノン」の楽曲構造をCGによって視覚的に表現したのが映像インスタレーション作品を多く手掛ける大西景太。洗練されたCGの緻密な世界をご覧ください。
サンプル映像
[大西景太]
東京藝術大学大学院美術研究科修了。音楽の構造や音の質感をアニメーションで表現する手法を用いて、映像インスタレーション作品、ミュージックビデオを制作。主な作品に「ハイスイノナサ/地下鉄の動態」(ミュージックビデオ)、「Forest and Trees」(東京現代美術館「アートと音楽」展)など。
●「チゴイナーワイゼン」
バイオリンの名手サラサーテが作曲した超絶技巧をちりばめたバイオリンの名曲。バイオリニストの人並み外れたテクニックに着目し、さまざまなアングルの映像と合成によって多角的に描いていきます。映像制作はミュージックビデオなどでも活躍する渋江修平。バイオリン演奏は若手実力派バイオリニストの南 紫音。
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[渋江修平]
映像ディレクター。CM、MV、TVドラマなど幅広いジャンルで活躍。倖田來未「LIT」(ミュージックビデオ)、モーニング娘。'15「青春小僧が泣いている」(ミュージックビデオ)など。
詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=13927※『名曲アルバム』ページ
http://www4.nhk.or.jp/meikyoku/