美輪明宏の名曲「ヨイトマケの唄」。美輪本人や関係者の証言からこの歌が人々の心をとらえ続ける秘密に迫るNHKドキュメンタリー『美輪明宏 ヨイトマケの唄 その愛と秘密』が再放送決定。BSプレミアムで4月14日(土)に放送されます
●『美輪明宏 ヨイトマケの唄 その愛と秘密』
初回:NHK BSプレミアム 2018年2月3日
再放送:NHK BSプレミアム 2018年4月14日(土)午後1時30分〜 午後3時00分
美輪明宏の伝説の名曲「ヨイトマケの唄」。この歌が人々に愛されるまでには数々のドラマがあった。その謎をひもとく未公開テープが作曲家・中村八大の遺品に残されていた。そこには若き日の美輪の肉声が。美輪が自らの人生を投影し、底辺で精一杯生きる人々の姿に心を動かされ、書き上げたこの曲は数奇な運命をたどりながら時代を越えて歌い継がれていく。美輪本人や関係者の証言からこの歌が人々の心をとらえ続ける秘密に迫る。
【出演】シャンソン歌手…美輪明宏,【語り】石澤典夫,久保田祐佳
<番組スタッフから>
☆美輪明宏 「ヨイトマケの唄」〜その愛と秘密〜by上田
【番組の見どころは?】
2012年、NHK紅白歌合戦に史上最高齢で初出場の快挙をとげた美輪明宏さんが、日本のシンガーソングライターの草分けとして、名曲「ヨイトマケの唄」を作詞作曲し、世に送り出すまでの軌跡を取材しました。
この番組のスタートは、昭和を代表する作曲家・中村八大さんの遺品の中に、若き日の美輪明宏さんの歌声を収めた未公開テープが保管されている事を知ったことでした。中村八大さんといえば、「上を向いて歩こう」で全米ビルボード・シングルヒットチャート1位を獲得した唯一の日本人で、「こんにちは赤ちゃん」や「明日があるさ」など数々のヒット曲を生み出した人です。けれども、これまで美輪さんと中村さんとの接点というのは、あまり語られてきませんでした。
今回美輪さんには「八ちゃんのことをもっと皆さんに知っていただけるなら」と取材を快諾していただきました。合計7時間に及ぶインタビューの中で、今まで語られることのなった二人の交流や同志愛、美輪さんの作詞作曲に対する思いなどをうかがうことができました。0130_miwa_piano.jpg
【新しい発見はありましたか?】
番組では、未公開テープの謎をひも解いていきます。美輪さんご自身もそのテープの存在を、中村八大さんからお聞きになったことがなく、驚いていらっしゃいました。なぜ中村八大さんがこれを大切に保管していたのかを番組では、息子の中村力丸さんにうかがいました。遺されていた手帳などからも、八大さんのひとかたならぬ思いが伝わってきます。
0130_tape.jpgテープの中には、若き日の美輪さんの歌声以外に、その肉声も残されていたことが、なにより驚かされたことです。そこには「弔い合戦」という言葉が語られていました。その言葉の持つ意味を追っていくと、このテープが収録された1968年というのは、美輪さんにとって、大きな節目であったということが分かっていきます。当時32歳だった美輪さんがそれまでの人生をどう生き、どう歌を紡いできたのか、当事者でなければ知らない秘話を、同時代を過ごしたテレビプロデューサーやディレクターにも語ってもらっています。ぜひご覧ください!
http://www4.nhk.or.jp/P4757/x/2018-04-14/10/26095/2515657/