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実写映画版『坂道のアポロン』を特集 『JAZZ JAPAN Vol.91』発売

2018/02/23 17:30掲載
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JAZZ JAPAN Vol.91
JAZZ JAPAN Vol.91
ジャズを通じて交流を深めていく学生たちを描いた青春群像劇『坂道のアポロン』(小玉ユキ)。実写映画版(3月10日公開/出演:知念侑李、中川大志、小松菜奈ら、監督:三木孝浩)を特集した『JAZZ JAPAN Vol.91』が2月22日発売。三木孝浩監督インタビュー掲載。ジャズと青春の傑作を見事に描き切ったこの映画の魅力をレビューとインタビューの2部構成でジャズ・ファンにあますことなくお届けします。
●『JAZZ JAPAN Vol.91』
A4変型判/176頁/定価1,030円(税込)/2月22日発売

以下インフォメーションより

■ジャズと青春を描いた傑作が実写化 坂道のアポロン
三木孝浩監督インタビュー

小玉ユキ氏による漫画作品「坂道のアポロン」は,2007年に発表されると漫画ファンのみならず,音楽/ジャズ・ファンの注目も集めた。その勢いを加速させたのは2012年に始まったアニメ版で,松永貴志,石若駿が演奏で参加した迫真のサウンドと描写には多くのジャズ・ファンが脱帽。「JaZZ JAPAN AWARD 2012」の《特別賞》を渡辺信一郎監督が受賞した。アニメから6年を経た2018年3月。実写版「坂道のアポロン」の公開にあわせて,三木孝浩監督にインタビューを行った。ジャズと青春の傑作を見事に描き切ったこの映画の魅力をレビューとインタビューの2部構成でジャズ・ファンにあますことなくお届けする。

■昭和ジャズの秘宝を探して V
1953年日劇JATP公演の華麗なる舞台裏

本誌VOL.88でお届けしたJATP初来日公演(1953年)の羽田空港でのショットは多くの反響をいただいた。しかし,探してみるとこの一大事にはステージ以上に多くのカットとエピソードがあることが判明。JATPを招聘した日本マーキュリーの社長,石井廣治氏の長男で,政治家として活躍する石井一氏に話を伺った。石井氏は日本ジャズ音楽協会の会長も務めており,当日は同協会の理事長を務める佐藤修氏(元日本レコード協会会長)にもご同席いただいた。

■ジャズ史を揺るがす
挾間美帆のモンクス・ミュージック

挾間美帆の編曲・指揮によるメトロポール・オーケストラ・ビッグバンドとのライヴがCD化された。インタビュアーをして“ラージ・アンサンブルによるモンク・トリビュートの(現時点での)決定版だと思う"と言わしめたこの傑作の全貌を本人に聞いた。

■昭和ジャズの秘宝を探して VI
“へたジャズ"!? 戦前日本ジャズを味わう

レコード・レビューにもある通り(本誌参照),ジャズ録音100周年で盛り上がっていた中で,日本ジャズの古い録音が取り上げられることはほとんどなく,本誌としても責任の一端を感じるなか17年は終わりを告げた。そんな悔恨の情に駆られていた2018年早々。『へたジャズ』という刺激的なタイトルを冠した戦前ジャズ音源の編集盤があると聞いた。さっそく聴いてみると「未知との遭遇」体験。文献や伝聞では知っていたアーティストたちの音はこうだったのかと感心しながら,この体験を戦前日本ジャズ音源の復刻8作品を通してお届けする。

■2017 レコード・カタログ 後編
本誌78号から89号までのレコード・レビューに紹介された全作品を掲載する後編

■久住昌之の世界 『孤独のグルメSeason6』

■ステイシー・ケントの本誌アワード受賞に寄せて カズオ・イシグロからのメッセージ

■1999年キース・ジャレットの復活ライヴ音源

■1972年ビル・エバンスの東欧での希少ライヴ音源

■インタビュー:佐々木優花 デビッド・マシューズとともにジャズで描く色彩豊かな情景/しげのゆうこ 名手サイラス・チェスナットを迎え辿り着いたスタンダードの新指標/ニューヨークで得たもの… 森岡典子のバップ&ポップ他