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ニルス・フラームの新アルバム『All Melody』が全曲フル試聴可

2018/01/23 06:05掲載
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Nils Frahm / All Melody
Nils Frahm / All Melody
ポスト・クラシカルシーンの偉才ニルス・フラーム(Nils Frahm)の新アルバム『All Melody』が全曲フル試聴可。アルバムは1月26日発売

以下のURLのページで聴けます
https://www.npr.org/2018/01/22/578573392/first-listen-nils-frahm-all-melody

以下、アルバム・インフォメーションより

ニルス・フラームが約4年振りとなるスタジオ・レコーディングアルバムをリリース。スタジオを作るところから始めた壮大な計画は、自分の理想の音を自由に追求し続けた初めての作品。シンセサイザー/ハーモニウム/パイプオルガン/ピアノ/ヴォーカルなど多くの楽器が織りなす夢のような新世界。日本流通盤のみボーナストラック"Harmonium In The Well"のDLコード収録

彼のいままでのアルバムでは物語性を伴うものがいくつかありました。『Felt』(2011年)では、自身の古い寝室内のスタジオで夜遅く録音するとき、隣人への配慮からピアノのハンマーに気を使った事で生まれたに独特のピアノの音、続くアルバム『Screws』(2012年)では、親指を怪我した為に残りの9本の指での演奏を強いられた事で生まれた繊細なタッチのサウンド。彼の制作してきた作品は何かに制限を受けて来たものが多く、思いついた多くのアイデアを自由に形にすることは行って来ませんでした。ベルリンに建築された自分の理想的なスタジオが完成した事で本当の意味での自由な音作りをする環境が整い、そして制作されたアルバム『オール・メロディー』。今までの作品がすべてここに繋がって置く為の準備期間だったのではと思わせるサウンドは、いままで聴き慣れたピアノからシンセサイザー/ハーモニウム/パイプオルガン/竹製の楽器、そして新たに取り入れたヴォーカル。間違いなく彼の今後の音楽活動の分岐点となる最重要作品の完成と言えるでしょう。

<セルフライナーノーツから一部抜粋>
完成までの過程で、どのようなアルバムにおいても何を作り上げたという事だけでなく、もっと重要なことだと思えるのは何ができなかったかを明らかにすることだ。『All Melody』には時間の経過とともに非常に多くのイメージがあり、以前にもずっと沢山ありましたが、私がそれらを制作しようとした事はこれまでありません。いままで見た事も聴いた事もない、少女や少年達による人の声を伴った美しいドラムを聴きたかった。彼らはまさにこの世界で歌を唄い、別の場所から来たかのように聴こえるでしょう。私は『All Melody』を演奏するハーモニウムのような音を奏でるシンセサイザーを聴き、それらはシンセサイザーのようなハーモニウムの音色と共に混ざり合います。私のパイプオルガンはドラムマシーンとなり、私のドラムマシンは、息づかいを感じさせるフルートによるオーケストラのように聴こえるでしょう。ピアノはまさに声へと変わり、声は共鳴するストリングスとなります。私自身の中で聴いている音楽は決してレコードとして完成しないでしょう。それは自分のためにしか演奏することができないと思えるのです。このレコードには私が思いついたものを収録し、私が想像出来る最良の方法で導き出した音楽について表現しています。 2017年10月 ニルス


ニルス・フラームは来日公演が5月に決定しています。22日 (火)に大阪・Umeda CLUB QUATTRO、23日(水)に東京・恵比寿 LIQUIDROOMにて行われます

<NILS FRAHM>

●2018/5/22 (Tue) 大阪・Umeda CLUB QUATTRO
OPEN 18:30 START 19:30
スタンディング 前売り:¥7,500
ドリンク代別

[お問い合わせ]
SMASH WEST 06-6535-5569

●2018/5/23 (Wed) 東京・恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN 18:30 START 19:30
スタンディング 前売り:¥7,500
ドリンク代別

[お問い合わせ]
SMASH 03-3444-6751

【主催者先行予約】
受付期間:1/23(火)12:00 〜1/29(月)23:59
受付URL:http://w.pia.jp/t/nilsfrahm/

【一般発売】
2月3日(土)〜

詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
http://smash-jpn.com/live/?id=2833

ドイツ/ベルリンで活動するピアニスト。Peter Broderickがプロデュースした『The Bells』と友人のクリスマス・プレゼントとして制作した『Wintermusik』をリリース。その後Efterklangのレコーディングやツアーに参加。そして2011年のアルバム『Felt』でGUARDIAN/MOJO/CLASH/DROWNED IN SOUNDで高い評価を受け大きな注目を受ける。『Screws』では負傷した親指を使わずゆっくり大事に演奏した作品はピアノ・ファンの枠を越え多くの人に愛される。彼が最も力を入れているグランドピアノ+ ローズ+アナログシンセというセットでのライブ音源を含む『Spaces』をリリース。2015年にはイギリスのBBC PromsによるRoyal Albert Hallでの圧巻のパフォーマンスにより世界で最も注目されるピアニストの一人となる。2年の歳月をかけて改築したファンクハウス・スタジオでプロデューサーとしても活動しながらアルバム制作を続け、2018年1月26日に最新アルバム『All Melody』をリリース予定。