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イーグルスとメキシコの“ホテル・カリフォルニア” 名称使用巡る訴訟で和解

2018/01/19 16:18掲載
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Eagles / Hotel California
Eagles / Hotel California
イーグルス(Eagles)がメキシコのホテルに“ホテル・カリフォルニア”の名称を使わないよう求めていた裁判が決着。ロイター通信によれば、ホテル側が商標登録申請を取り下げたことを受け、バンド側は訴えを取り下げています。イーグルスの弁護士は「裁判は双方の合意で和解した」と述べています。

イーグルスは、このホテル“ホテル・カリフォルニア”が、イーグルスの楽曲「ホテル・カリフォルニア」のモデルであるかのように営業しているのは商標権の侵害に当たるとして、ホテル側に賠償を求めていました。

メキシコの観光地トドス・サントスにあるホテル“ホテル・カリフォルニア”は、1950年代に“ホテル・カリフォルニア”の名前で開業。その後にいくつかの名前と所有権の変更が行われ、2001年に購入したカナダ人経営者が再び“ホテル・カリフォルニア”に名前を戻しています。

訴訟などによれば、このホテルでは館内でイーグルスの楽曲を流すだけでなく、売店でホテルを「伝説的」と呼んでいる関連品などを販売しており、イーグルス側は、こうした商業活動の停止や、これまでに得た利益の支払いを求めていました。

イーグルスの楽曲「ホテル・カリフォルニア」は架空のホテルを舞台としている楽曲。アルバム『Hotel California』(1976年)のアルバム・ジャケットに登場しているホテルはロサンゼルスにある“ビバリーヒルズ・ホテル”です。