NHK福岡放送局が制作する、
シーナ&ロケッツ(SHEENA & THE ROKKETS)を題材としたドラマ『You May Dream』。完成披露試写イベントが開催決定。
イベントでは、放送に先行してドラマのダイジェスト映像が上映され、さらにドラマに出演する石橋静河と福山翔大、そしてスペシャル・ゲストとしてシーナ&ロケッツも登場し、ドラマの見どころや撮影秘話などを紹介する予定です。
イベントは2018年2月17日(土)に福岡市のライブハウスCBで行われる予定。
NHKサイトでは現在、イベント観覧者を募集しています。
<You May Dreamドラマ完成記念 披露試写イベント募集中>
[日時]
平成30年2月17日(土)
開場:午後2時 開演:午後2時30分 終演予定:午後4時
[会場]
ライブハウスCB(福岡市中央区長浜3丁目1-13)
[出演]
石橋 静河(ドラマ主演) ・ 福山 翔大(ドラマ主演)
(スペシャルゲスト) シーナ&ロケッツ
[観覧申込]
入場は無料ですが、入場整理券が必要です。
[しめきり]
平成30年1月31日(水)午後11時59分
詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0312625/ドラマ『You May Dream』はNHK総合で2018年3月2日放送予定(九州沖縄地方)。12月27日にラストシーンを撮り終えて、クランクアップしています。クランクアップ直後の会見では、キャストが次のようにコメントしています。
●シーナ(悦子)役 石橋静河さん
シーナさんという素敵な人をどうやったら演じることができるんだろうと考えすぎて、自分でがんじがらめになってしまったこともありましたが、福岡でその当時の衣装を着てロケをしていく中で、自分がシーナさんの経験を追体験させてもらっているような感覚になっていきました。シーナさんと鮎川さんが、本当に純粋に音楽が好きで活動して、「もっとこうできる」と常に2人で探し続けた人生だったと思うので、そういうポジティブなエネルギーを見ている人に感じてもらえたらと思います。
●鮎川誠役 福山翔大さん
実際に鮎川さんにお会いして、今もバリバリ活躍している姿を見せていただいて、「この人をやるのか…」というのがはじめは正直な気持ちでした。リアリズムを追求すると苦しいこともあった作品でしたが、石橋さんと2人で、鮎川さんとシーナさんが過ごした時間をどうやったら作っていけるだろうということを話し合いながら演じました。シーナさんと鮎川さんのロックな心を根底にもちながらも、いかに僕たち2人の鮎川さんとシーナさんを作っていけるかというところを考えました。
●シーナの母・スエ子役 徳永玲子さん
シーナさんが家出しても叱らなかったというご両親の話を本で読んで、そんなご両親がいたからこそダイナマイトのようなシーナさんが生まれ育ったのかなと、「私にはできない」という葛藤もありながら、なんとか演じさせていただきました。シーナさんと鮎川さんがすごく悩んで苦しみながらも結論を出していく姿や、純粋な愛、これだっていうものを見つけた人たちの強さを感じていただけたらと思います。
●シーナの父・敏雄役 松重豊さん
40年近く前、シナロケのライブを福岡のライブハウスで見ていた僕が、今回ドラマ化されるということで、本当に願ってもない役をいただきました。ライブのシーンは本当にシナロケにしか見えなくて、若き日の僕も見たであろうライブだったので、父親役でありながら、時々自分自身の気持ちを抑えきれなくなりました(笑)ロックンロールスピリッツを多分に持ち合わせた父親だったからこそ、鮎川さんに「東京に行ってこい」と言えたと思うので、そういう父親になるように演じてみました。
●脚本を担当した 葉月けめこさん
地元の脚本を書かせていただけるということが本当にうれしかったです。もともとシナロケのファンで、シーナさんの歌や言葉にすごく励まされ続けてきたので、今回脚本を書かせていただいたことは本当に光栄で、「うれしい、楽しい、ありがたい!」という気持ちで書きました。
クランクアップの様子を伝えるNHKニュース(福岡)映像は以下のURLのページでご覧になれます。
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20171227/3783041.html
●福岡発地域ドラマ『You May Dream』
NHK総合 2018年3月2日(金)午後7:30〜放送(九州沖縄地方)
以下インフォメーションより
NHK福岡放送局では、15年にわたり福岡のさまざまな地域や事象にスポットをあて、福岡の魅力的な姿や風景をドラマの舞台とし、福岡に生きる人々の姿をいきいきと描き出す「地域ドラマ」を制作してまいりました。
そして15作目となる今年度は シーナ&ロケッツを題材としたドラマを制作いたします。実在のロックバンドをテーマに描くドラマ、NHK福岡でも初の試みになります。
主な舞台は70年代の福岡、北九州。シーナさんこと鮎川悦子さん、そして鮎川誠さん・・・
のちに輝かしい成功をおさめたシーナ&ロケッツがどのように羽ばたいていったのか、なつかしさを感じさせる福岡や北九州の情景を舞台に、音楽でも人生でも最高のパートナーとして共に歩んだ2人の姿をいきいきと描きます。
<制作にあたって>
シーナさんが亡くなって間もない頃に鮎川誠さんへインタビューを行った、鮎川さんの言葉がひたすらつづられた「シーナの夢」という本があります。それにインスパイアされ我々も取材を進め、鮎川さんをはじめ、さまざまなゆかりの方々に当時のいろんなお話しをうかがい、このたびのドラマ化にいたりました。
北九州・若松出身のシーナさんこと副田悦子さん、そして久留米出身の鮎川誠さん。お二人の青春時代に訪れた偶然ともいえる福岡での出会い。そして東京へと羽ばたいていく過程で欠かすことのできなかったシーナさんの父・副田敏雄さんの存在・・・いかにしてシーナ&ロケッツが生まれていったのか― 事実に即しつつ多少の脚色を加えて、お二人の出会いからデビュー直前ごろを軸に描いてまいります。
[制作統括]
福岡放送局 放送部 番組制作チーフ・プロデューサー
一坊寺 剛
<出演>
シーナ(悦子)役:石橋静河
鮎川誠役:福山翔大
シーナの母 スエ子役:徳永玲子
シゲ役:佐田正樹 (バッドボーイズ)
シーナの父 敏雄役:松重豊
<メッセージ>
2017年11月、シーナ&ロケッツは40周年を迎えました。
そんなメモリアルなタイミングで、ぼくたちの青春がドラマになるのはちょっと恥ずかしい気もしますが、ファンのみなさんと同じく、自分もとても楽しみです。
天国に行ってから3年になろうとしているシーナも、きっと楽しみにしてくれていると思います!
・・・鮎川 誠
<スタッフ>
脚本:葉月けめこ
制作統括:一坊寺 剛
演 出:浜崎智史