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膨大なフィルムを発掘 NHK BS1『カラーでよみがえるアメリカ』シリーズが放送決定

2017/11/18 04:56掲載
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America in Color: 1950s
America in Color: 1950s
1920年代から60年代まで、個人所蔵などで埋もれていた膨大なフィルムを発掘。カラー化してアメリカの20世紀の歩みに新たな光を当てるNHK BS1『カラーでよみがえるアメリカ』シリーズが放送決定。12月4日(月)深夜から5日連続で放送されます。超大国の社会風俗が色鮮やかに目の前に広がる。

●『カラーでよみがえるアメリカ 1920年代』
2017年12月5日(火)午前0時00分〜







第1話は黄金の1920年代。ヘンリー・フォードによる自動車の大量生産などでアメリカ経済は急成長。禁酒時代のシカゴではアル・カポネが君臨。地下の酒場ではジャズが花開く。参政権を得た女性たちが、派手なメイクで社会に進出する一方で、黒人敵視のKKKが台頭。29年、エンパイア・ステート・ビルが建つニューヨークを株の大暴落が襲い、華やかな変革に彩られた時代が幕を閉じる。

原題:America in Color: 1920s
制作:Smithonian Networks(アメリカ 2017年)

●『カラーでよみがえるアメリカ 1930年代』
2017年12月6日(水)午前0時00分〜







シリーズ2回目は、大恐慌で幕を開けた30年代。街に失業者があふれ、ルーズベルト政権は、ゴールデンゲートブリッジや巨大ダムなどのインフラ建設を柱にしたニューディール政策で、経済の回復を図る。西海岸ではサーフィンがブームに。オーソン・ウェルズのラジオ番組が、「宇宙人襲来!」とのパニックを全米に引き起こした。39年には「オズの魔法使い」が国民的映画となり、劇場に人があふれた。

原題:America in Color: 1930s
制作:Smithonian Networks(アメリカ 2017年)

●『カラーでよみがえるアメリカ 1940年代』
2017年12月7日(木)午前0時00分〜







シリーズ3回目の1940年代は、ナチスのフランス占領に始まり、太平洋でも戦線が拡大。真珠湾では、アリゾナ号を長期取材していたフォックスのカメラマンが350機を超す日本の戦闘機が飛来する瞬間を捉えた。本土では、徴兵や戦時公債の機運がハリウッドスターらも巻き込みながら広がり、日系人は収容所へ。マンハッタン計画の元での原爆開発も・・・そして、戦後、アメリカは反共に傾いていく。

原題:America in Color: 1940s
制作:Smithonian Networks(アメリカ 2017年)

●『カラーでよみがえるアメリカ 1950年代』
2017年12月8日(金)午前0時00分〜







第4作=1950年代は、アメリカが世界の頂点に立つ時代。アメリカン・ドリーム、ベビーブーム、郊外の住宅街開発、各家庭にテレビ・・・夢や希望が全米にあふれた。朝鮮戦争では、トルーマンと対立したマッカーサーが「老兵は死なず」と語って軍を去る。赤狩りの波は政財界からハリウッドへ。黒人音楽をベースにしたロックンロール、そしてプレスリー旋風・・・宇宙開発では、先行するソ連との間で競争が激しくなっていく。

原題:America in Color: 1950s
制作:Smithonian Networks(アメリカ 2017年)

●『カラーでよみがえるアメリカ 1960年代』
2017年12月9日(土)午前0時00分〜







シリーズ最終回は、番組枠を通常より1日延ばす形で放送。1960年、大統領選挙で初めてテレビ討論が行われ、7千万人が視聴する中、ケネディがニクソンを圧倒。外交では、キューバ危機やベトナム戦争、国内では、キング牧師らによる公民権運動で、超大国は激動を続ける・・・若い世代は、ヒッピーに代表されるカウンターカルチャーに染まり、宇宙開発では、月面着陸に成功した米国が、ソ連との競争に決着をつけていく。

原題:America in Color: 1960s
制作:Smithonian Networks(アメリカ 2017年)

http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=171205