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ドナルド・フェイゲンが創作の秘密を語った初のオフィシャル・ブック『スティーリー・ダン Aja作曲術と作詞法』が発売

2012/08/23 09:50掲載
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スティーリー・ダン Aja作曲術と作詞法 [単行本]
スティーリー・ダン Aja作曲術と作詞法 [単行本]
ドナルド・フェイゲン(Donald Fagen)が創作の秘密を語った初のオフィシャル・ブック『スティーリー・ダン Aja作曲術と作詞法』(著:ドン・ブライトハウプト、翻訳:奥田祐士)が日本で9月12日発売予定。出版元はディスクユニオンの音楽書専門レーベルDU BOOKS。216ページ。税込1,890円。
●『スティーリー・ダン Aja作曲術と作詞法』
ドン・ブライトハウプト (著)、奥田 祐士 (翻訳)

ドナルド・フェイゲンが創作の秘密を語った初のオフィシャル・ブック。
音楽的な分析を織り交ぜ、スリリングで、ポップ(簡潔)で、文学的な本。
ベッカーとフェイゲンにふさわしい、ファン待望の書物がついに登場。

20世紀ポピュラー・アートのさまざまな流れ、スウィング、ビバップ、ポストバップ、ブルース、アート・ソング、モード・ジャズ、ファンク、ソウル、フュージョン、サイケデリック、ミュージカル、SF、ビート文学、をミックスし、複雑な、美しい成果を上げた一枚について、語りつくす。

解説:冨田恵一(冨田ラボ)
挿絵:ジミー益子
ブックデザイン:小野英作

[目次]
イントロ 20世紀における最良のポピュラー・アート
1 《彩(エイジャ)》にいたる作術法とその背景を探る
2 ロックンロール勃興以前の楽曲からの影響
3 《彩(エイジャ)》を取り巻く70年代カリフォルニアの状況
4 音響工芸品としてのプロダクション
5 作詞法について
6 韻律学をポピュラー・ミュージックの和声に活かす
7 セッション・ミュージシャンたちの手法
8 7人のギタリストで試した真意
9 ホットなアドリブとレトリック
10 シングル曲〈FM〉の曲構造
11 サイドプロジェクトについて
12 ジャンルレスな楽曲
13 鋼色のロックンロール・マシーンをジャズの燃料で
解説 スティーリー・ダンと《Aja》という録音芸術 冨田恵一(冨田ラボ)

アルバム・クレジット
参考文献
推薦盤
ディスコグラフィ
用語解説

[著者について]

★ドン・ブライトハウプト
スタジオ・ミュージシャン兼ソングライター。
Precious and Few: Pop Music in the Early ‘70sおよびNight Moves: Pop Music in the Late ‘70sの共著者。バークリー音楽院の卒業生で、ジュノー賞に3度ノミネート。音楽と映画に関する文章を、「ナショナル・ポスト」紙に寄稿。

★奥田 祐士
1958年、広島生まれ。東京外語大学英米語学科卒業。
雑誌編集をへて翻訳業。主な訳書に『レコーディング・スタジオの伝説』『フィル・スペクター 蘇る伝説』『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』『トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代』『さよならアメリカ、さよならニッポン』などがある。