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『あしたのジョー』を原案としたオリジナルアニメ『メガロボクス』が2018年春放送

2017/10/13 12:44掲載
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メガロボクス ©高森朝雄・ちばてつや/講談社/メガロボクスプロジェクト
メガロボクス ©高森朝雄・ちばてつや/講談社/メガロボクスプロジェクト
高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや『あしたのジョー』を原案としたオリジナルアニメーション『メガロボクス』が2018年春からテレビ放送されることが決定。2018年に『あしたのジョー』が連載開始50周年を迎えることを記念したプロジェクトの一環として制作されるもの。『メガロボクス』は、八百長試合に身を沈めるボクサーが、運命に抗うために、自分の全てを駆けてリングで闘う姿を描く熱いオリジナルストーリーとなっています。

『進撃の巨人』などに参加してきた森山洋が監督、コンセプトデザインを担当。シリーズ構成・脚本には真辺克彦、小嶋健作を起用。アニメーション制作は『あしたのジョー2』や『ルパン三世』シリーズなどのトムス・エンタテインメントが担当します。

ティザーPVあり



●『メガロボクス』

<イントロダクション>

あの名作「あしたのジョー」連載開始から50年。これを記念し、挑戦的なオリジナルアニメーション作品が誕生する!

薄暗い地下のリング。
JD(ジャンク・ドッグ)と呼ばれる男が
今日も八百長試合に身を沈めていた。
生きるために。

だが―。
彼は出会ってしまう。
自分のすべてを賭けて挑みたい、「運命」に。

<森山洋監督コメント>

好きな物語の主人公はいつも憧れで出来ていました。
決して交わることのない、自分とは別の世界に生きる彼らの考えや行動を理解したくてたまらなくなる。共感よりももっと強烈に心揺さぶられるものが憧れなんだと思います。
矢吹丈もそんな主人公の一人でした。

『メガロボクス』の主人公にもその思いを込めました。
自分勝手な人間たちが必死に抗い、闘い、ともに生きる。そんな人間たちの物語を最高のチームで作りました。
“自分は今、何をしているか”
そう考えたことのある人にはきっと届く作品になると思います。

<原作・高森朝雄の長男・高森城氏のコメント>

 ちば先生と父・梶原一騎が、文字通り手を握ったことで生まれた矢吹丈が、ドヤ街に現れ、丹下段平と出会ってから50年という時間が経過しました。これほど長くこの作品を愛してくださった皆さまに心からの感謝を申し上げます。半世紀という時はドヤ街をなくし、根性という言葉すら死語とさせましたが、ジョーたちの思いや生き方は、時代を感じさせることはないでしょう。『メガロボクス』では二人が作り上げた精神の部分を、どんな形で再現するのか、あるいはどのようにアレンジするのか、楽しみにしております。

<ちばてつや コメント>

 『あしたのジョー』が来年連載開始から50年を迎えることになりました。まだ若くて元気だった梶原さんとボクは、ジョーや力石たち、登場人物に負けないくらい毎回真剣勝負で、夢中になって作品に向き合ってきました。あとに真っ白な灰しか残らないくらい、一途に何かを追い求める。どれだけ時代を経ても色あせない人間ドラマがあるとすれば、そんな姿勢にこそ共感が宿るんじゃないかな、と思います。連載開始50周年というこの機会に、さまざまな企画が準備されていると聞いています。あらためて長い間愛される作品に関われたことを誇りに思うと同時に、何よりもまずジョーを愛し続けてくださった、ファンの皆さんに感謝の気持ちで一杯です。

 新作アニメ『メガロボクス』は、そんな『あしたのジョー』を愛してくださっているスタッフの皆さんが魂をこめて制作してくださっています。今の時代にふさわしい、全く新しい切り口の、でもどこかに普遍の核がある、骨の太い作品になるんじゃないかな、と、今から楽しみにしているんです。

<スタッフ>
原案:「あしたのジョー」(原作:高森朝雄、ちばてつや/講談社刊)
監督・コンセプトデザイン:森山洋
「進撃の巨人」ビジュアルコンセプト
「LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標」プロップデザイン
「甲鉄城のカバネリ」コンセプトアート/デザイン
シリーズ構成・脚本:真辺克彦、小嶋健作
映画「ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判」脚本
映画「続・深夜食堂」脚本(共作)
音楽:mabanua
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
製作:メガロボクスプロジェクト

<公式サイト>
http://megalobox.com/

<「あしたのジョー」50周年 公式サイト>
http://joe-50th.com/

©高森朝雄・ちばてつや/講談社/メガロボクスプロジェクト