11月3日(金・祝)、4日(土)、5日(日)に開催される<Montreux Jazz Festival Japan 2017>。新たにファラオ・サンダース、菊地成孔、アクセル・トスカ、BIGYUKIほかが出演決定
以下、プレスリリースより
【11月3日(金・祝)出演】 DJ MITSU THE BEATS/DJミツ・ザ・ビーツ BIGYUKI/ビッグユキ マシュー・ハーバート・ブレグジット・ビッグ・バンド/MATTHEW HERBERT’S BREXIT BIG BAND
【11月4日(土)出演】 菊地成孔 with アクセル・トスカ プロジェクト/NARUYOSHI KIKUCHI WITH AXEL TOSCA PROJECT ジョーイ・アレキサンダー/JOEY ALEXANDER ファラオ・サンダース/PHAROAH SANDERS マテウス・アサト/MATEUS ASATO
【11月5日(日)出演】 KAZ TAP COMPANY/カズタップカンパニー 三宅 純/JUN MIYAKE
今回、新たに出演を発表したアーティストは計6組。
テナーサックスの巨匠として知られるファラオ・サンダース(11月4日に出演)は今回、自身が率いるカルテットでの出演。2007年以来活動をともにしているウィリアム・ヘンダーソン(ピアノ)をはじめ、近年のライブで固定メンバーとなっているナット・リーブス(ベース)、ジョナサン・ブレイク(ドラム)が参加。 ファラオ・サンダースは、1965年にジョン・コルトレーンのグループに加入後、アルバム『Ascension』や『Meditations』への参加を経て、コルトレーンの後継者としても注目される存在に。自身のオリジナルアルバムをはじめ、さまざまなプロジェクトに参画し、88年には、マッコイ・タイナー、ロイ・ヘインズ、セシル・マクビー、デヴィッド・マレイとともにアルバム『Blues for Coltrane: A Tribute to John Coltrane』でグラミー賞を受賞。90年代以降も、クラブカルチャーと連帯したレアグルーヴや、スピリチュアル・ジャズの文脈においても過去作品の再評価がなされた。以降も、現在に至るまで自身のグループを率いて精力的にパフォーマンスやレコーディングを続けている。
アメリカを拠点に活躍中の日本人キーボード奏者、BIGYUKIが初日(11月3日)のステージに登場。これまでにセロニアス・モンク・コンペティションで優勝するほか、タリブ・クウェリやビラル、マーク・ジュリアナらの作品にも参加。米ジャズ誌『Jazz Times』の人気キーボーディスト投票(2016年)では、ハービー・ハンコックやチック・コリア、ロバート・グラスパーらに並んで入賞するなど、米国内でも高い人気を誇る。R&Bシンガーやヒップホップ・グループとのコラボレーションも盛んで、2016年にはア・トライブ・コールド・クエストのアルバム『We Got It From Here… Thank You 4 Your Service』に参加。同作は全米アルバム・チャート1位を獲得し、ジョン・レノン&ヨーコ・オノ『ダブル・ファンタジー』以来36年ぶり、2人目となる「全米1位作品に参加した日本人」となった。現在、ジャズ、ソウル、ヒップホップが交差するニューヨークのミュージックシーンで最も注目されるアーティストのひとり。およそ1年ぶりとなる日本でのパフォーマンスに期待が高まる。
同じく初日には、DJ MITSU THE BEATSも登場。ヒップホップユニットGAGLEのメンバーであり、ビートメイカー、DJ、プロデューサー、リミキサーとして国際的に活躍。2014年にはイギリスを拠点にするクラブミュージックの動画配信メディア“Boiler Room”に出演。同番組としては初となる東京からのライブストリーミングの“DJing 動画”がライブ配信され、閲覧回数が35万回を超えるなど、大きな話題になった。
最終日(11月5日)に登場するKAZ TAP COMPANYは、タップダンサーの熊谷和徳が主宰するタップカンパニーとして06年に結成。以降、日本では数少ないタップダンスのカンパニーとして、新たなタップの未来を切り開くため精力的に活動している。今回MJFJ2017のステージに立つのは、谷口翔有子、安達雄基、米澤一輝の精鋭3名。