Marty Friedman / Wall Of Sound
マーティ・フリードマン(Marty Friedman)が3年ぶりのソロ・アルバム『Wall Of Sound』を日本で8月2日発売。日本先行リリース。日本盤限定ボーナストラック2曲収録。リリース元はワードレコーズ。海外盤は8月4日発売。リリース元はProsthetic Records。
ソロ・アルバムの発表は2014年の『Inferno』以来。通算13作目。新作はマーティ自身によるセルフ・プロデュース。
ブラック・ヴェイル・ブライズ(BLACK VEIL BRIDES)のJinxx、
デフヘヴン(Deafheaven)のシャイヴ・メーラ、
シャイニング(SHINING)のヨルゲン・ミュンケービーがゲスト参加しています
以下、インフォメーションより
最新作『ウォール・オブ・サウンド』は、マーティのセルフ・プロデュースにより制作されたアルバムである。傑作と評価の高かった前作『インフェルノ』の制作途中から、「もうこれ以上のアルバムは作れないだろう」と感じていたという。前作で「やりきった」彼であったが、「何もないところから曲を書き始めたら、アイデアがどんどん湧いてきた。前作の制作での苦労で創造力が鍛えられたんだ」と語っている。
アルバムの冒頭を飾るのは、唸りを上げるプログレ・メタル的リフからエモーショナルで情熱的なギター・ソロへと展開していく「セルフ・ポリューション」。本作でも全編に渡ってマーティ独特のオリエンタルなスウィープ奏法、演歌的“こぶし"を効かせた唯一無二のビブラートなど、様々なテクニックが縦横無尽に駆け巡る。「ギター・プレイは相当進化したのにも関わらず、レコーディング自体は簡単だった」と、彼は言う。本作『ウォール・オブ・サウンド』は、わずか9日間で全てをレコーディングされ、短期間でレコーディングが出来たのは、1年以上かけて、デモ曲を作り続け、“弾く"よりも“聴く"ことを優先した結果であった。
今回も多彩なゲストを迎えて制作された。2曲目「ソロー・アンド・マッドネス」には、オハイオ州シンシナティ出身のグラム・メタルバンド、ブラック・ヴェイル・ブライズのJinxxが参加している。Jinxxがバイオリンで作ったメロディをベースに、マーティが曲を作り上げたというドラマチックな一曲。
6曲目「プッシー・ゴースト」に参加しているのは、アメリカのブラックメタル/ポストメタルバンドで、マーティのお気に入りバンドのひとつであるデフヘヴンのシャイヴ・メーラ。マーティは「過去最高にアグレッシブな曲になった」と語っているように、ダークで攻撃的かつメランコリックな雰囲気も持ち合わせた独特な雰囲気を醸し出した楽曲となっている。
本作で唯一ヴォーカルの入った8曲目「サムシング・トゥ・ファイト」はギターとサックスの絡みがスリリングな楽曲。この曲には前作『インフェルノ』にも参加したノルウェーのエクスペリメンタル・ジャズバンド、シャイニングのヨルゲン・ミュンケービー が参加している。
レコーディング・エンジニアはゴーストやアリス・イン・チェインズ、ラッシュなどの仕事で知られるPaul Fig。ミックスを手掛けたのはオーペス、ソイルワーク、パラダイス・ロスト、シンフォニー・エックス等々、数多くのメタルバンドを手掛けているスウェーデンの名手、イェンス・ボグレン。また、マーティのアイドルであるクイーンの作品や、エレクトリック・ライト・オーケストラの数々のヒット作でサウンド・エンジニアを担当したことで知られるベテラン、Mackにも2曲のミックスを依頼した。
●『Wall Of Sound』
01. Self Pollution
02. Sorrow And Madness (featuring Jinxx of BLACK VEIL BRIDES)
03. Streetlight
04. Whiteworm
05. For A Friend
06. Pussy Ghost (featuring Shiv Mehra of DEAFHEAVEN)
07. The Blackest Rose
08. Something To Fight (featuring Jørgen Munkeby of SHINING)
09. The Soldier
10. Miracle
11. Last Lament
◼日本盤限定ボーナストラック
〔2015年9月10日 ニューヨーク/グラマシー・シアター収録〕
12. アンダートウ(ライヴ)
13. インフェルノ(ライヴ)