スティーヴ・リリーホワイト　インドネシアのケンタッキーフライドチキンでCD販売を手がける

インドネシアのケンタッキー・フライド・チキン（KFC）ではCDが付いてくるミュージックコンボというセットがあり、毎月50万枚のCDを販売しているとのこと。そのサービスを手掛けるインドネシアのKFCの子会社Jagonya Music＆Sports Indonesiaの最高経営責任者（CEO）に、U2などのプロデューサーとして知られるスティーヴ・リリーホワイト（Steve Lillywhite）が就任していると、米ニューヨークタイムズ紙が報じています。

インドネシアのKFCは音楽レーベルと提携してCDをセットメニューのプラスアルファとして配布するというサービスを近年行っています。これはインドネシア国内で横行している海賊盤CDへの対策でもあるそうです。

リリーホワイトは「私の仕事は基本的にレコードレーベルの運営に似ています。鶏肉を販売していることを除けば」「インドネシアではCDは4ドルです。海賊盤CDの流入が激しく、ほぼすべてのレコード店が閉店したため、KFCはCDを買う唯一の場所となっている。人々はもはや自分でCDを購入することはありませんが、チキンを買うためなら外出します。そして今、CDを買うことはその体験の一部となっています。KFCではいくつかのアーティストとのコンサートも行っています」と述べています。