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JVCケンウッド、「ビクター」ブランドの復活&スピーカーで聴いているような音をヘッドフォンで再現する新技術を発表

2017/03/15 02:56掲載
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JVCケンウッド EXOFIELD (c)JVCケンウッド
JVCケンウッド EXOFIELD (c)JVCケンウッド
ヘッドホン再生で“リスニングルームのスピーカーで聴いているような音場と定位”を再現するという、頭外定位音場処理技術「EXOFIELD(エクソフィールド)」をJVCケンウッドが新たに開発。イメージビデオが公開されています。



またJVCケンウッドは「ビクター」ブランドの復活も発表しています。「Victorブランドコンセプト」ビデオが公開されています



●「ビクター」ブランドページ
http://www.victor.jp/

以下、「EXOFIELD」のプレスリリースより


ヘッドホン再生で、リスニングルームのスピーカー音場と定位を再現
頭外定位音場処理技術「EXOFIELD(エクソフィールド)」を新開発

業界初※1の「耳内音響マイクシステム」を用いた測定と、独自の「個人特性生成アルゴリズム」により個人への最適化を実現

 株式会社JVCケンウッドは、ヘッドホン再生においてリスニングルームのスピーカー音場と定位を再現する頭外定位音場処理技術「EXOFIELD(エクソフィールド)」を新たに開発しました(関連特許19件出願中)。

 当技術は、従来、頭の中に定位していたヘッドホンの音場(頭内定位)を、個人の耳や顔の形状、使用する再生スピーカー、リスニングルームなどの音響特性を測定し、各ユーザーに最適な信号処理を行うことで、ヘッドホン再生でありながら頭外に定位するだけでなく、スピーカーリスニングの音場と定位を実現しました。

「EXOFIELD」 : EXO(外)+FIELD(フィールド、領域)を組み合わせ、これまでにない音場の再現がもたらす新しい世界への広がりをあらわした造語。
※1: 市販されているヘッドホン頭外定位処理のための測定システムとして、2017年3月14日現在(当社調べ)。

< 開発意図 >
 デジタルオーディオプレーヤーやスマートフォンなどの普及により、音楽をヘッドホンで楽しむことが広く普及していますが、ヘッドホンでの再生は音の繊細な質感やニュアンスの表現に優れているものの、音場に関してはヘッドホンを通して左右の耳から入ってきた音が頭の中で定位するため、スピーカーで聴く時のような広がりのある音場と定位を再現することが課題となっていました。

 そこで今回当社は、これまで培ってきたさまざまな音場再生技術を生かし、ヘッドホンでのリスニングにおいても、“リスニングルームのスピーカーで聴いているような音場と定位”を再現する、独自の頭外定位音場処理技術「EXOFIELD(エクソフィールド)」を新たに開発しました。当技術は、個人特性を含むさまざまな音響特性の測定に基づく音場処理により、従来の一般的な頭外定位技術が苦手としていた奥行きや距離感の表現、とりわけセンターの音像定位の表現に優れており、ヘッドホンをしていてもスピーカーで聴いているかのような、リアルな音場効果をもたらします。また、耳元から音が鳴っているように感じないため、ヘッドホン再生に圧迫感を感じている方々に自然なリスニングを提供します。さらにマルチチャンネル音源の再生にも対応でき、ホームシアターやVR(バーチャルリアリティ)をはじめとする立体音場のヘッドホン再生も可能です。

詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
http://www.jvckenwood.com/press/2017/03/press_170314.html