【Update:2016/11/15】
サイトMixmagによれば、電子音楽イベントの禁止令によってクラフトワークのコンサート開催の許可が出ないことに対する不服申立ての訴えをブエノスアイレスの裁判所が認め、当初の予定通りである11月23日にブエノスアイレスのルナ・パーク・スタジアムでコンサートを開催することが出来るようになったとのこと。コンサートのプロモーターは、クラフトワークのショーは条例の対象になるようなエレクトロニック・ミュージック・フェスティバルとは全く異なるものだと訴えていました。
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※以下、オリジナル(2016/11/11)の投稿
クラフトワーク(Kraftwerk)のコンサートが、主な楽器としてシンセサイザーやサンプラーを使用するエレクトロニック・ミュージック・イベントの開催を一時的に禁止しているアルゼンチンのブエノスアイレスの条例のため、コンサート開催に必要な許可証の発行を拒否されたと、地元アルゼンチンの新聞Clarinが報告しています。
ブエノスアイレスでは今年4月に開催されたエレクトロニック・ミュージック・フェスティバル<Time Warp festival>で、5人がドラッグ使用過多によって亡くなる出来事が起き、同市はその後、すべてのエレクトロニック・ミュージック・イベント(特に“シンセサイザーやサンプラーを使うコンサート”)に対して禁止令を出しています。
クラフトワークは11月23日にブエノスアイレスのルナ・パーク・スタジアムでコンサートを開催する予定でした。チケットは販売の許可が出ていたので7月に販売されており、すでに7割が売れていたとのこと。しかし、コンサート開催に必要な許可証の発行が拒否されたため、コンサートを中止するか、あるいは会場をブエノスアイレス以外に移さなければならないかもしれないと、地元の新聞は報じています。