ニルヴァーナ『Nevermind』25周年記念、米TIME誌がアルバムカヴァーの赤ちゃんの現在を取材

ニルヴァーナ（Nirvana）の『Nevermind』が発売された1991年9月24日から25年を迎えたことを記念し、米TIME誌がアルバム・カヴァーに登場した赤ちゃんの現在を取材。ジャケットで泳いているのはスペンサー・エルデンで、現在は25歳。母親と一緒にロサンゼルスで暮らしており、トマトの栽培に加え、画家としても活躍しているとのこと。画家としては個展の開催経験もあるそうで、スペンサーの公式サイトで紹介されている作品の中には、ニルヴァーナのアルバム『In Utero』のアルバム・カヴァーを彷彿とさせるアート作品もあります。



『Nevermind』は世界的に3000万枚以上を売り上げていますが、スペンサーに支払われたロイヤリティはなし。スペンサーはリリース元のGeffen Recordsに対して訴訟を起こせないかと検討したことがあったそうですが、残念ながら断念したそうです。またスペンサーはデイヴ・グロールとクリス・ノヴォセリックに一度も会ったことがなく、これまでも連絡を試みようとしたものの、いずれも失敗に終わったと説明しています。これについてはデイヴ・グロールも2013年のインタビューで一度も会ったことがないと述べていました。

またスペンサーは同誌の取材で「俺は野球を観に行った時、こう考えている。“やれやれ、この試合を観ている全員が、おそらく俺の赤ん坊のペニスを見たんだ”ってね。俺の人権の一部が取り消されているように感じている」とコメントしています。とはいえ、スペンサーはアルバムアートワークは気に入っているようで、夢中にさせているとも説明。「ニルヴァーナはクールだ。その一部であることは、奇妙な感じです」とコメントしています。

●スペンサー・エルデン　公式サイト
http://www.spencerelden.com/