ボブ・ディランが鉄を組み合わせた新たな彫刻を制作、米国のカジノ施設に恒常的に展示へ

ボブ・ディラン（Bob Dylan）が鉄を組み合わせた新たな彫刻を制作。ディランは音楽だけでなく、絵画や彫刻など美術品の創作活動にも力を入れており、彫刻の多くは「門」をイメージして作られています。今回制作したのも「門」をイメージしたもので、作品名は「Portal」。米ローリング・ストーン誌によれば、この作品は今年遅くに米メリーランド州にあるカジノ施設MGM National Harbor Employment Centerに展示される予定です。

ディランが鉄の彫刻を公開するのは初めてではなく、2013年には英ロンドンのハルシオンギャラリーで展覧会を開催しています。その際、ディランは「（米ミネソタ州の）鉄鉱山の近くで生まれ育ち、毎日のように鉄のにおいを嗅いでいた」と鉄への思い入れを語っていました。

今回の「Portal」は恒常的な展示で、「公共の場に永久に展示されるディラン初のアート作品」です。

ディランは「Portal」制作のため、年代もののくず金属や、廃棄物の中から農具、子供たちのおもちゃ、台所用具、チェーン、車輪などを集めており、さまざまな形の鉄を組み合わせて作品を仕上げています。