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ピンク・フロイドの大規模な回顧展<The Pink Floyd Exhibition: Their Mortal Remains>が英国で開催決定

2016/08/31 19:06掲載(Last Update:2016/09/01 12:21)
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The Pink Floyd Exhibition: Their Mortal Remains
The Pink Floyd Exhibition: Their Mortal Remains
ピンク・フロイド(Pink Floyd)の大規模な回顧展<The Pink Floyd Exhibition: Their Mortal Remains>が開催決定。2017年5月から同年10月にかけてロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館にて行われます。

フロイドのキャリア50年を振り返った“初のメジャー・インターナショナル回顧展”とのことで、60年代ロンドンのアンダーグラウンド・サイケデリック・シーンから現代まで、バンドの音楽、アイコン的なビジュアル、コンサート・ステージを年代ごとに紹介。

会場では、フロイドのアルバム・カヴァーやライヴ・ステージのために作られたセットや建造物のほか、楽器、音楽テクノロジー、オリジナル・デザイン、デザイン図、手書きの歌詞、サイケデリックなプリントとポスターなど、初出のものを含めて350点以上が展示される予定です。また未発表となっていた過去のライヴ映像や、独自にデザインされたレーザー・ショウの上映も予定されています。

回顧展にはフロイドの現存メンバーはもちろん、元ヒプノシスのオーブリー・パウエルらも協力しています

●<The Pink Floyd Exhibition: Their Mortal Remains>
期間:2017年5月13日〜2017年10月30日
会場:ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館

公式サイト:http://pinkfloydexhibition.com/

以下、日本のソニー・ミュージックから発表されたプレスリリースより

2017年のピンク・フロイド結成50周年に合わせた大回顧展「The Pink Floyd Exhibition - Their Mortal Remains」が、ロンドンのV&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)にて2017年5月13日から10月1日まで開催されることが発表された。この回顧展はピンク・フロイドの現存メンバー(ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイソン)の正式なお墨付きで、LIVE8以来十数年ぶりの正式なコラボレーションになると発表された。当日のイベントではニック・メイスンが登場し、V&Aの上空には「空飛ぶブタ」が登場した。

ニック・メイスンはこう語っている
「ロジャーとリックと僕が建築を勉強していた頃、最初の宿題のひとつは、V&Aに鉄製品を展示する際に使われるスクリーンをデザインすることだった。僕たちはあまり成績が良くなかったから、今回はうまくやれるといいね(笑)。デヴィッド・ボウイの展覧会のおかげで、この手の展覧会の効果が画期的に変わったのだと思う。僕たちの展覧会でも、これまで見たり聴いたりされなかったものが展示されると思う。僕のお気に入りのドラムキットや、今では完全に時代遅れになった、レコーディングに使った機材とかもね。楽しみにしている」

ピンク・フロイドのファースト・シングル「アーノルド・レイン」のリリースから50周年となる2017年。回顧展は1960年代のロンドンのアンダーグラウンドなサイケデリック・シーンから今日までのこのバンドの音楽、象徴的なヴィジュアル、ステージを時系列で辿り、『アニマルズ』のバターシー発電所の上を飛ぶブタ、『狂気』のプリズム、『原子心母』の牛、『ザ・ウォール』の行進するハンマーや膨らんだ巨大な教師、『鬱』のビーチに並ぶベッド、『対(TSUI)』の2つの並ぶ像など、ヒプノシスのストーム・ソーガソン、風刺画家のジェラルド・スカーフ、サイケデリック照明のパイオニアのピーター・ウィン・ウィルソンらがピンク・フロイドとともに作り上げてきた芸術的な作品の数々、伝説的アルバム・ジャケット、ステージの壮観なセットの他、これまで未発表だったものを含む何百もの貴重なアイテムが展示され、未発表ライヴ映像上映やレーザーショーも予定されている。「The Pink Floyd Exhibition ? Their Mortal Remains」は大成功を収めたデヴィッド・ボウイの大回顧展「David Bowie Is」(2017年1月から日本開催 http://www.davidbowieis.jp/)と同じ会場、同様の規模で行なわれ。デヴィッド・ボウイ展と同じくゼンハイザーによる音響システムを使用。ピンク・フロイドの現存メンバー、ヒプノシスのオーブリー・“ポー”・パウエル、ポーラ・ステイントン、V&Aがキュレーションを手がけ、「展覧会におけるデザインや体験の限界を押し広げる」ものになると発表されている。

V&Aディレクターのマーティン・ロスのコメント:
「V&Aは、その音楽と同様ユニークなヴィジュアルというはっきりとした個性を持つバンドの作品を展示するのに理想的な場所です。ピンク・フロイドは印象深く時代を超える魅力を放つ、イギリスが産んだデザインの成功物語です。1960年代のごく初期のパフォーマンスで実験的な光のショウを行った時から、壮観なスタジアム・ロックでのコンサート、象徴的であり続けるアルバムのジャケットまで、彼らは50年以上にわたり、たぐいまれな音楽を作ると同時に、サウンドとヴィジョンの融合におけるパイオニアであり続けています。ピンク・フロイドのメンバー自身のアーカイヴから提供された素材に、V&Aの建築、デザイン、グラフィックス、文学の比類なきコレクションを加えたこの展覧会はパフォーマンス、デザイン、音楽プロダクションの歴史の中で彼らを位置づけるものとなります。」