1971年に誕生した国民的ヒーロー「仮面ライダー」。その長大なシリーズ中、TV版に“原作”とクレジットされる
石ノ森章太郎が“本人名義”で描いたコミック版は『仮面ライダー』(初代、71年)、『仮面ライダーアマゾン』(74年)、『仮面ライダーBlack』(87年)の3作品のみ。 いずれも、作者自らが意欲を湧かせた野心的な設定と、怪奇テイストに溢れている点が大きな魅力です。
その貴重作『仮面ライダーアマゾン』を、実に40余年ぶりの新作実写映像化(「仮面ライダーアマゾンズ」)を祝して、初のB5判、カラーページ完全再現、全扉絵入り、図説やギャラリーなどを収録した究極版で緊急刊行決定。7月中旬に復刊ドットコムより刊行されます。
コミック本編・全5話=約110ページに加えて、マニアですらその存在が“幻”とされ、これまで一度も復刻されていなかった『テレビマガジン』誌での予告編グラフ記事=「私は見た 怪奇青年アマゾンライダーを!」(4色カラー・7P・石ノ森先生出演によるノンフィクション風・南米探険ルポ)を初のカラー復刻。
さらに、これまた超レアな『テレビマガジン』連載時のカラー扉絵群や、テレビ放映予告、ピンナップ「こいつはなにものだ! アマゾンからきた男」、「テレビランド」誌掲載のワイド・ピンナップなども、すべてカラーのまま初復刻します。
加えて、石ノ森章太郎・筆による異色作「新形式絵コンテ漫画 仮面ライダー」(約100P、1979年「月刊少年マガジン」掲載)も併載。巻末には、2作品についての解説・図説・貴重図版満載のギャラリーを収録します。