Underworld / Barbara Barbara, we face a shining future
アンダーワールド(Underworld) が新曲「Ova Nova」を公開。試聴可。この曲は新アルバム『Barbara Barbara, we face a shining future』に収録
日本盤は2016年3月16日発売で日本盤のみのボーナストラックを追加収録。また日本盤限定のスペシャル・フォーマットとして、TOMATOデザインによるTシャツ付セットも限定数販売されます。海外盤は3月18日発売。
スタジオ・アルバムの発表は2010年の『Barking』以来、6年ぶり。アルバム・カヴァー・アートワークは今回もデザイン集団のTOMATOが手がけています。
以下は以前に公開された映像・音源
「If Rah」
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プレビュー音源の第2弾
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「I Exhale」のミュージックビデオ
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「I Exhale (DJ Koze remix)」
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プレビュー音源第1弾
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以下、インフォメーションより
About『Barbara Barbara, we face a shining future』
『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー』は、アンダーワールドの創造的再生の象徴である。彼らの7枚目のアルバム(2010年の『バーキング』以来、2人のアルバムとしては初。ロンドンオリンピック開会式以来の新譜)は、偶然と制御された混沌とが融合した奇跡の一枚だ。カール・ハイドとリック・スミスが生み出したこの最高傑作は、2015年の春に2人が実行した厳しい作曲プロセスの賜物である。35年間制作を共にしたのち、この新たなプロセスに挑んだアンダーワールドは、徹底的な変革を遂げることとなった。
リック・スミス
「2人で特定のルールのもとでゲームしようと思った。その日、スタジオに入ったら、新しい音楽をその日の間だけ作る。次回は、また新しい音楽。そのやり方が定着するまでに何週間もかからなかった。僕たちはそうやって作業を進めたんだ。物事の本質に目を向けることができ、考えすぎてその本質を駄目にすることのないやり方だと思った。瞬時にお互いの反応を確認でき、そこで生まれたアイデアはとても純粋なものだった。」
カール・ハイド
「リックの姿勢は『身一つで臨め』だった。僕の姿勢は『先入観なしで臨め』だった。僕たちの間にあったその姿勢こそが最も大切だった。その日中に、素晴らしい芸術作品を完成させようという意識はなかった。『毎日新しい何かをレコーディングする。見直すのはやめ、レコーディングを続けよう。』が合言葉だった。 探究心、そしてプレッシャーを感じることなく前進している感覚が常にあった。2人で集まって、互いに火花を散らしたら、どんなことが起きるかとにかくやってみよう、という感じでね。」
作曲の際、リックとカールは一度限りのセッションで30ほどの異なるアイデアを練った。さらに探求する価値があると思われたトラックは、2人で行う作曲セッションとは別のところで、リック(とのちに共同プロデューサーであるハイ・コントラスト)が発展させていった。このセッションは、アンダーワールドに長年失われていたものをリックとカールに再び与えてくれた。つまり、互いの頭を突き合わせて、様々な作業方法を試し、実験するという正真正銘のコラボレーションの過程である。
リック・スミス
「カールとこうやって作曲したことは一度もなかった。僕たちがどんなメンバー構成だったときも、特定のルールに従ってアルバム一枚を完成させたことはない。僕たちにとっては新境地だが、決して過激なアイデアというわけではない。あのスタジオの一室では、人との触れ合いが全てだった。
カール・ハイド
「仕事に向かうときは、完全にオープンな気持ちで臨んだ。僕たち2人が集ったとき、スタジオの中に僕ら以外の何かがあると信じて。そして毎回、その何かは存在していた。」
『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー』が、自らに課した制限や、間近な空間でアイデアを探求していった成果であるならば、その方法は、確かに自然発生的な、熱狂的エネルギー(=スタジオに存在した別の何か)を生み出す手助けをしたようだ。そういったものは普通、駆け出しのバンドの活動初期に発生するような何かで、音楽制作35年周年を迎えるバンドが持つものではない。
そのエネルギーは、「I Exhale」の超確固たるパーカッションの上に広がる過激な呪文の中に満ち溢れている。異世界のコロニーに建てられたテクノクラブのために作られたような「Low Burn」の祝祭的な音に、そのエネルギーは宿っている。またそのエネルギーは、「If Rah」の鈍く容赦ない地響きの中に、「Motorhome」の歪んだ瞑想的ハーモニーに、「Nylon Strung」の讃美歌のような幸せに満ちた鼓動の中に存在する。
リックとカールの間に走った電流が具現化されたことに加え、 アンダーワールドの再活性に貢献したのは、彼らの名盤『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』が、2014年に20周年を記念して再発売されたことや、それに続くライブ公演である。(これは、アンダーワールド史上最速で売れたライブであり、カール曰く「キャリア史上最も楽しめたツアー」だった。)
リック・スミス
「『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』をライブという形で再訪することは、僕とカールが一緒に前進するために重要なことだった。アルバムのトラックに手を加えること、トラックに敬意を表すように手を加えていくのは難しい作業だったけれど、とてもやりがいがあった。その作業はほとんどカールに課せられた。カールは、『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』に何か過激な変化を加え、それをライブにしなければいけなかった。神の恵みもあり、彼はそれを成し遂げた。それが、僕たちが先へ進んで行くことを可能にした鍵になったと思う。」
カール・ハイド
「『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』のライブ公演中は、初期の記憶の特に強い部分を思い起こさせてくれた。ラムフォードにあるリックの部屋でジャムしながらアイデアを出し合っていた頃をね。アイデアは「Mmm Skyscraper… I Love You」や「Dirty Epic」、「Dark & Long 」へと進化していった。僕の作曲に対する考え方やパフォーマンスに対する考え方など、すべてを変えたのは「Dirty Epic」だった。僕が音楽面でフラフラと浮遊し始めると、今でもこの曲が脳をリセットしてくれる。リマインダー的な曲なんだ。このアルバムには、僕らには辿る道などないのだという考えが映し出されている。僕らは再び未開拓の地に降り立った、ということだ。」
『バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー』の第1回目のレコーディングセッションは2014年8月に行われている。13ヶ月後、アルバムはまとめられマスタリングされた。それはリックとカールのキャリア史上、初めてのことであった。
カール・ハイド
「アンダーワールドのアルバムは制作を始めてから完成するまでに、毎回、平均して3年くらいかかっていたと思う。こんなことは今までになかった。今までのアルバムは、作品ごとに、非常に精神的・身体的に疲労衰弱させられるものだったから、完成後はしばらくの間、アルバムのことを考えたくないという気分になりがちだった。今回のアルバムでは、2人とも『次は、いつスタジオに戻って続きができるだろう?』という気持ちを抱いているんだ。」
1日1曲。彼らの最高傑作。アンダーワールドは生まれ変わった。そして、輝かしい未来へと前進する。
http://www.beatink.com/Labels/Underworld/BRC-500/
●『Barbara Barbara, we face a shining future』
1. I Exhale
2. If Rah
3. Low Burn
4. Santiago Cuatro
5. Motorhome
6. Ova Nova
7. Nylon Strung
8. Twenty Three Blue *Bonus Track for Japan