ピンク・フロイド&シド・バレット・ストーリー 完全版
ドキュメンタリーDVD『ピンク・フロイド&シド・バレット・ストーリー 完全版』のトレーラー映像が公開。発売は日本で12月23日
本作は英BBCで放映されたドキュメンタリー作品。
シド・バレット(Syd Barrett)と
ピンク・フロイド(Pink Floyd)初期の活動の歴史に焦点を当てたもので、シド・バレットの知られざるストーリーが本人の生前の映像や、バンド・メンバーであるロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、リック・ライト、ニック・メイスン、ボブ・クローズ(結成時のオリジナル・メンバー)らの証言で語られています。
2004年に日本でもDVDリリースされていますが、今回の新装版には、ピンク・フロイド全メンバーのインタヴュー(ロジャー・ウォーターズ55分、デイヴ・ギルモア36分、ニック・メイソン28分、リチャード・ライト26分)を追加。合計214分、DVD2枚組の完全版が日本で発売されるのはこれが初です。
●『ピンク・フロイド&シド・バレット・ストーリー 完全版 (2DVD)』
日本語字幕付き 12月23日発売
※以下、インフォメーションより
本作はピンク・フロイド初期のリーダーであったシド・バレットの知られざるストーリーを、本人の生前の映像や、バンド・メンバー、ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、リック・ライト、ニック・メイスン、ボブ・クローズ(結成時のオリジナルメンバー) らの証言で綴ったドキュメンタリー作品。2001年に英国BBCで制作・放映されたが、プログレッシブ、サイケデリック、ブルースなどのロックが融合した高い音楽性と、スペクタルな仕掛けのステージ、メンバーの卓越した演奏テクニック、文学的、哲学的なその世界観と、多くの面で影響力と人気を誇ったピンク・フロイドの初期に特化した傑作と高い評価を得ていた。
メンバーの他、元恋人、プロデューサーのジョー・ボイド、写真家ミック・ロック、建築家マイク・レナード、画家ダギー・フィールズなどが登場し、様々な角度からシド・バレットの音楽やキャラクター、そして悲劇的な人生について解き明かされる。
このドキュメンタリー本編に、番組のために撮影されたピンク・フロイド全メンバーの未編集インタヴュー: (ロジャー・ウォーターズ55分、デイヴ・ギルモア36分、ニック・メイソン28分、リチャード・ライト26分)を追加収録。合計214分、DVD2枚組となって新装されたのがこの完全版だ。
アビー・ロード・スタジオで行われたロジャー・ウォーターズのインタビューでは、シド・バレットの音楽的才能や波乱の人生が語られる。幼少の頃から知り合いで、大学時代から同じバンドの仲間として活動するようになるまで、シド・バレットとの関係性が手に取るようにわかる語り口についつい引き込まれてしまう。また作曲についてや『ザ・ウォール』の核心にも迫るものとなっている。
デヴィッド・ギルモアは自宅兼スタジオでのインタビューで、ピンク・フロイド加入時の率直な心情や困難さについて語るほか、シド・バレットのソロ・アルバムの制作の様子やシドのギタリストとしての才能や彼からの影響についても言及している。レコーディングでも使用したという愛器マーティンで「あたながここにいてほしい」をつま弾きながら、曲が誕生したエピソードも紹介。「コンフォタブリー・ナム」を作曲したオベーションのギターを披露するシーンはファンには感涙もののシーンだ。
その他、シドが劇的に変わった出来事を赤裸々に語るリチャード・ライトや初期のプロデューサーだったジョー・ボイドとノーマン・スミスの違いについて語るニック・メイソンなどファンなら堪らない逸話がいくつも飛び出す。そして、全員が口を揃えて“ショッキング”だったという「クレイジー・ダイアモンド」レコーディング中に現れたシド・バレットの様子が語られる件も印象的だ。
【収録内容】
<DISC-1>
・ピンク・フロイド&シド・バレット・ストーリー
・ロジャー・ウォーターズ インタビュー
<DISC-2>
・デヴィッド・ギルモア インタビュー
・リチャード・ライト インタビュー
・ニック・メイソン インタビュー
・ロビン・ヒッチコック インタビュー(3曲弾き語り含む)
・グレアム・コクソン「ラヴ・ユー」弾き語り