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レーナード・スキナードのメモリアル・コンサート作品からピーター・フランプトンとジェイソン・イズベルのライヴ映像が公開

2015/07/18 05:19掲載
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Lynyrd Skynyrd / One More For The Fans
Lynyrd Skynyrd / One More For The Fans
レーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd)のトリビュート/メモリアル・コンサート<One More for The Fans! - Celebrating the Songs & Music of Lynyrd Skynyrd>の模様を収めたライヴ作品『One More For The Fan』。本作からピーター・フランプトンによる「Call Me The Breeze」、ジェイソン・イズベルによる「I Know A Little」のライヴ映像が公開

"Call Me The Breeze” Performed By Peter Frampton


Jason Isbell performs Lynyrd Skynyrd's “I Know A Little”


発売は海外で7月24日、日本で9月9日。海外では2CD+2DVD版とBlu-ray版があり。日本では初回生産限定盤Blu-ray+2CD、初回生産限定盤DVD+2CD、通常盤Blu-ray、通常盤DVD、通常盤2CDがあり。リリース元は海外はearMUSIC、日本はWARD RECORDS。

この作品には2014年11月に米アトランタで開催された本コンサートの模様を収めた収録。コンサートには、本家のレーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd)に加え、オールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)グレッグ・オールマン(Gregg Allman)チープ・トリック(Cheap Trick)ピーター・フランプトン(Peter Frampton)ウォーレン・ヘインズ(Warren Haynes)率いるガヴァメント・ミュール(Gov't Mule)らも出演しています。

以下は以前に公開された映像

レーナード・スキナードによる「Free Bird」


トレーラー映像


グレッグ・オールマン(Gregg Allman)による「Tuesday's Gone」


チープ・トリック(Cheap Trick)による「Gimme Back My Bullets」


レーナード・スキナード「Travelin’ Man」のライヴ映像。この曲では、現メンバーのジョニー・ヴァン・ザントがスクリーンに映された兄ロニー・ヴァン・ザントと共演しています。


以下、インフォメーションより

人気絶頂の70年代半ば、飛行機事故でリード・ヴォーカルなど主要メンバーが死亡するという悲劇に見舞われたレーナード・スキナード。しかしそのアーシーで力強いサザン・ロックは多くのファン、アーティストたちに愛され、今もメンバーを柔軟に変更しつつ活動は続けられている。これはそんな歴史を祝い、友人、影響を受けたアーティストたちが一同に会した、アメリカのジョージア州アトランタ/フォックス・シアターにて2014年11月12日に行われたスペシャル・ライヴを記録したものだ。

レーナード・スキナードは1964年夏にフロリダ州ジャクソンビルで、ロニー・ヴァン・ザント(Vo)、ゲイリー・ロッシントン(G)、アレン・コリンズ(G)、ラリー・ヤンストロム(B)、ボブ・バーンズ(Ds)で結成され、さらにビリー・パウエル(Key)や三人目のギタリスト、エド・キングらが参加していく。グループはアル・クーパーに認められ、彼のレーベルからアルバム『レーナード・スキナード』でデビューを飾る。そのサザン・テイストの重たいドライヴ感と骨太なヴォーカル、それに絡むトリプル・ギターのダイナミックなサウンドのライヴが評判となり、2枚目のアルバム『セカンド・ヘルピング』('74)からシングル・カットされた「スウィート・ホーム・アラバマ」が全米8位のヒットして一躍人気者となった。

この曲はニール・ヤングが「サザン・マン」や「アラバマ」といった曲で保守的、かつ人種差別的な南部の人間を非難したことに対する返歌とされたもので、今では非公式ながらアラバマ州の州歌として愛されている。ただしレーナード・スキナードとニール・ヤングの関係は悪くはなく、互いにリスペクトしていることを広言しあっていた。

「スウィート・ホーム・アラバマ」の大ヒット後、ファースト・アルバムに入ってた「フリー・バード」がシングル・カットされ、これも19位のヒット。この曲は亡きデュアン・オールマンに捧げたものであるが、自由を求め、自由を愛するすべての人々にとって特別な思いを浮かべさせるナンバーとして今ではロック界にとっても特別な曲となっている。さらにサード・アルバム『ナッシン・ファンシー』('75)は全米アルバム・チャート9位と、初のトップ10入り、シングル「サタデイ・ナイト・スペシャル」も映画『ロンゲスト・ヤード』に使われヒットしている。これらのシングルはいまではロック・クラシックとして広く愛されている。

そんな人気絶頂期の77年1月には待望の来日公演が東京(中野サンプラザ)、大阪(厚生年金会館)で実現し、サザン・ロックの真髄を伝える熱いステージが繰り広げられた。しかしそれから半年後に悲劇が襲う。

77年10月20日、ツアー中のメンバーを乗せた飛行機がミズーリ州で墜落。ヴォーカルのロニー・ヴァン・ザント、75年に入ったギターのスティーヴ・ゲインズ、ゲインズの姉でコーラスの一員だったキャシー・ゲインズが亡くなってしまう。ショックを受けたグループは人気絶頂ながら解散してしまい、残されたゲイリー・ロッシントン、アレン・コリンズ、ビリー・パウエルらは1980年にロッシントン・コリンズ・バンドを結成して活動するものの、今度はアレンが86年に交通事故で下半身不随となって脱退(4年後に亡くなる)。

  不幸の連鎖を断ち切ろうと87年、ロニーの弟ジョニーをヴォーカルに、オリジナル・メンバーのゲイリーやビリー・パウエル、エド・キングらはレーナード・スキナードを再結成し、みごとに復活したのだった。その後、91年に新体制でのファースト・アルバム(通算では6枚目)『Lynyrd Skynyrd 1991』を発表し、以後、メンバー交替は多いもののジョニーのヴォーカル、ゲイリーのギターを中心に順調に活動を続けてきており、最新アルバムは12年に出した『Last of a Dyin' Breed』。

そんなグループの歴史を祝い、さらに彼らの記念すべき最初のライヴ・アルバム『ワン・モア・フォー・ザ・ロード』('76)が収録されたジョージア州アトランタにあるフォックス・シアターの解体に反対するキャンペーンに協力するために多くの仲間たちが集まった。サザン・ロックという分野を確立した仲間であるオールマン・ブラザーズ・バンドのグレッグ・オールマンやロニーの弟、そしてジョニーには兄となる38スペシャルのドニー・ヴァン・ザントといった関係の濃い人々から、頼もしい後輩のブラックベリー・スモークやO.A.R.(Of a Revolution)、そしてチープ・トリックやピーター・フランプトンなど、あの時代のチャートを賑わせたライバルたちなどが揃い、このグループの歴史を、素晴らしい楽曲たちと共に祝った。

音楽総監督にドン・ワズを迎え、この歴史的なイベントを完璧にとらえた本作品によってレーナード・スキナードの歴史にまた新たな1ページが書き加えられた。
●『One More For The Fans』

1. Whiskey Rock A Roller – performed by Randy Houser
2. You Got That Right – performed by Robert Randolph & Jimmy Hall
3. Saturday Night Special – performed by Aaron Lewis
4. Working For MCA – performed by Blackberry Smoke
5. Don't Ask Me No Questions – performed by O.A.R.
6. Gimme Back My Bullets – performed by Cheap Trick
7. The Ballad of Curtis Loew – performed by moe & John Hiatt
8. Simple Man – performed by Gov't Mule
9. That Smell – performed by Warren Haynes
10. Four Walls of Raiford – performed by Jamey Johnson
11. I Know A Little – performed by Jason Isbell
12. Call Me The Breeze – performed by Peter Frampton
13. What's Your Name – performed by Trace Adkins
14. Down South Jukin’ – performed by Charlie Daniels & Donnie Van Zant
15. Gimme Three Steps – performed by Alabama
16. Tuesday's Gone – performed by Gregg Allman
17. Travelin’ Man – performed by Lynyrd Skynyrd With Jonny and Ronnie – Ronnie on big screen
18. Free Bird - performed by Lynyrd Skynyrd
19. Sweet Home Alabama – performed by Lynyrd Skynyrd and the entire cast

【ボーナス映像】
◉レーナード・スキナード インタビュー:メンバー インタビュー映像 約5分
◉インフルエンス・オブ・レーナード・スキナード:参加ミュージシャン インタビュー映像 約10分
◉カントリー・アンド・レーナード・スキナード:参加ミュージシャン インタビュー映像 約4分