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ビートルズ、ミック・ジャガー、デビッド・ボウイなども、写真家テリー・オニールの写真展が東京で開催決定

2015/04/02 12:31掲載
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“The Beatles, London, 1963” ©Terry O'Neill
“The Beatles, London, 1963” ©Terry O'Neill
ザ・ビートルズ、ミック・ジャガー、デビッド・ボウイなども。世界的に知られるロンドン出身の写真家テリー・オニールの写真展<“Terry O’Neill: 50 Years in the Frontline of Fame”(テリー・オニール : 華麗なる50年の軌跡)>が東京・広尾インスタイル・フォトグラフィー・センターと、東京・下目黒のブリッツ・ギャラリーで開催。期間はそれぞれ4月23日(木)から5月10日(日)、5月20日(水)から7月11日(土)まで。

以下、プレスリリースより

世界的に知られるロンドン出身の写真家テリー・オニール(1938 - )の写真展を開催いたします。

テリー・オニールの写真家キャリアは全くの偶然に始まりました。彼はもともとジャズのドラマー志望でした。若きオニールは将来ニューヨークのクラブで音楽の道に進むことを夢見ながら、とりあえずBOAC(現在の英国航空)でスチュワードの職につきます。しかし同社が彼に与えた仕事は、ヒースロー空港で起こる様々なシーンの写真撮影でした。その技術習得のためにオニールを写真専門学校にも通わせました。ある時、彼はピンストライプのスーツを着ている風変りな男性がカラフルな服装のアフリカの高官の一団の間でうたた寝している姿を空港ラウンジで撮影します。実はその初老の紳士は当時最も影響力のある政治家で英国の副首相兼国務長官のラブ・バトラー(Rab Butler)でした。オニールが「ただのおかしな1枚」と考えた写真は新聞の1面を飾るスクープとなったのです。1959年、この写真がきっかけで彼は新聞社のスタッフ・フォトグラファーとなります。

1960年代、オニールは音楽、映画、ファッション界の新しいアイコンを見つけて、写真を撮り続けました。彼はザ・ビートルズとザ・ローリング・ストーンズを新聞と雑誌のフロントページで紹介した最初の写真家となり、その交友関係にはミック・ジャガー、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、エリック・クラプトンなどが名を連ねました。彼の写真は激動する60年代をとらえるとともに、その時代の気分も作り上げたのです。

オニールは、クールなヴィジュアル作りに定評があります。それを特徴づけたのが35mmカメラの使用です。他のカメラマンがスタジオで撮影していた中、彼は小型で携帯可能なカメラで、当時のポップ・カルチャー・シーンを動きのある新しいドキュメンタリー・スタイルで撮影したのです。オニールの才能は、米国映画界でも高く評価されます。フランク・シナトラ、オードリー・ヘップバーン、ラクエル・ウェルチ、ポール・ニューマン、エリザベス・テイラーなど、多くのハリウッド・スターに指名を受けるようになります。

彼は、アルバム・カバー、映画ポスター、ファッションや、タイム、ライフ、ヴォーグ、パリ・マッチ、ローリング・ストーンなどの雑誌、新聞の仕事を行ってきました。またショーン・コネリーからダニエル・クレイグまで、50年に渡り007・ジェームス・ボンド映画の写真を撮った唯一のカメラマンでもあります。

2011年、オニールは写真芸術への継続的な重要な貢献が認められ、英国王立写真協会よりCentenary Medalを授与されました。その後、彼の作品は時代を切り取ったア―ト作品として再評価され、デビッド・ベイリー、ブライアン・ダフィー、テレンス・ドノヴァンとともに、戦後英国を代表するファッション・ポートレート系写真家と認められています。いまや作品は主要な美術館とアート・ギャラリーにコレクションされ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ストックホルム、パリ、アムステルダム、パース、ミュンヘン、ローマ、マドリードなどの都市で展示されています。 「1960年、私は仕事として飛行機に乗ろうとしていました。そして、今日、私は世界中の展覧会のオープニング参加のために常にそれに乗っています」と、オニールは語っています。また成功の秘密については「あまり個性的でありすぎないこと」だと明かしています。

本展では約50年にわたる長いキャリアの中から、ブリジッド・バルドー、オードリー・ヘップバーン、フェイ・ダナウェイ、エリザベス・テイラー、ロジャー・ムーア、ケイト・モス、ザ・ビートルズ、ミック・ジャガー、デビッド・ボウイなどを撮影したベスト作品約30点を展示する予定です。本展をきっかけに、セレブリティたちの数多くの代表イメージは、実はオニール撮影だったという事実を発見できると思います。

なお写真展開催に合わせて写真家本人も来日予定です。
また、本会場での会期後、目黒のブリッツ・ギャラリーに会場を移して以下の会期で展示いたします。


テリー・オニール 写真展
“Terry O’Neill: 50 Years in the Frontline of Fame”
(テリー・オニール : 華麗なる50年の軌跡)


●会期(1):インスタイル・フォトグラフィー・センター
2015年 4月23日(木)〜5月10日(日)
1:00PM〜6:00PM / 休館月曜日 4月27日(月)、5月4日(月) / 入場無料
〒106-0047 東京都港区南麻布5-2-9
東京メトロ日比谷線 広尾駅下車 徒歩7分

●会期(2):ブリッツ・ギャラリー
2015年 5月20日(水)〜7月11日(土)
1:00PM〜6:00PM/ 休廊 日・月曜日 / 入場無料
〒153-0064 東京都目黒区下目黒6-20-29
JR目黒駅からバス、目黒消防署下車徒歩3分 / 東急東横線学芸大学下車徒歩15分

詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
http://www.instylephotocenter.com/exhibition/exhi_upcoming.html