ジェネシス(Genesis)がCD3枚組のアンソロジー・アルバム『R-Kive』を海外で9月29日、日本で11月26日発売。日本盤はプラチナSHMとSHM-CDの2フォーマットがあり。過去42年の間にジェネシスが残してきた名曲と共に、トニー・バンクス、フィル・コリンズ、ピーター・ガブリエル、スティーヴ・ハケット、マイク・ラザフォードやラザフォードのマイク&ザ・メカニックスなど、グループのメンバーのソロ名義の作品や関連作も収められいます。全37曲入り。
また日本では『トレスパス』『ナーサリー・クライム』『フォックストロット』『セリング・イングランド・バイ・ザ・パウンド』『ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ』の初期5タイトルもプラチナSHM/SHM-CD仕様で同時発売されます
以下はプレス・リリース訳
ジェネシスは全37曲をCD3枚に収録したアンソロジー・コレクション『R-KIVE』を9月29日にユニバーサル・ミュージックからリリースする。このアルバムには、過去42年のあいだにジェネシスが残してきた名曲と共に、トニー・バンクス、フィル・コリンズ、ピーター・ガブリエル、スティーヴ・ハケット、マイク・ラザフォードやラザフォードのマイク&ザ・メカニックスなど、グループのメンバーのソロ名義の作品や関連作も収められている。
ジェネシスのメンバーはジェネシスの一員として、またソロあるいは個々のさまざまなプロジェクトの一員として、今日に至るまで驚異的な成功を収め続けてきた。14タイトルものアルバムがヒット・チャートの1位をマークしたという事実はその一例であり、さらにチャートのトップ10圏内に入ったアルバムは24点以上。ジェネシスの成績にメンバーのソロ・プロジェクトのそれを加えると、総売り上げ枚数は実に3億枚を超える。
『R-KIVE』には「インヴィジブル・タッチ」、「ターン・イット・オン・アゲイン(君のTVショウ)」、「混迷の地」、「アイ・キャント・ダンス」といったジェネシスの大ヒット曲、マイク・ラザフォード率いるマイク&ザ・メカニックスが残したロック・クラシック「リヴィング・イヤーズ」、「オーヴァー・マイ・ショルダー」、フィル・コリンズの大ヒット曲「夜の囁き」、コリンズがフィリップ・ベイリーと共演した「イージー・ラヴァー」、ピーター・ガブリエルの「ソルスベリー・ヒル」といったソロ/関連作が発表順に並べられている。
『R-KIVE』は9分に及ぶ「ザ・ナイフ」で幕を開ける。パンク・ロック的な攻撃性を備えたこの曲は、スティーヴ・ハケットやフィル・コリンズが加入する以前に作らえれたバンドの初期の代表曲のひとつで、当時のジェネシスのコンサートではしばしばショーの締め括りに取り上げられている。『R-KIVE』にはこの「ザ・ナイフ」以下22曲のジェネシスの作品が選ばれており、一方、ソロ/関連作はメンバー1人当たり3曲ずつ収録されている。
収録曲の中には「ザ・ナイフ」以外にも7つのパートから成る大作「サパーズ・レディ」、コンセプト・アルバムの傑作数えられる『ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ(眩惑のブロードウェイ)』のタイトル・トラックなどが収録されている。これらの楽曲はグループの音楽の折衷性を強く印象付ける。
また『R-KIVE』には、意外性に富んだトラックもセレクトされている。フラメンコの影響を滲ませたスティーヴ・ハケットの「ノマッズ」、ヌスラト・ファテー・アリー・ハーン(ガブリエルによれば「「これまでに共演したヴォーカリストの中で最高の歌声の持ち主」)のヴォーカルをフィーチャーしたピーター・ガブリエルの「シグナル・トゥ・ノイズ」、レイ・ウィルソン (元スティルトスキン)がリード・ヴォーカルを担当していたころのジェネシスのナンバー「コーリング・オール・ステーションズ」といったトラックである。
“『R-KIVE』を聴いていると、僕たちの昔のアルバムを思い出し、当時は見過ごされてしまったそれらの作品の魅力にあらためて気付かされる。“ フィル・コリンズが語る。“シングルになった曲ばかりが記憶に残りがちだけれども、あまり知られていない作品の中にも、埋もれるには惜しい曲が含まれている。”
“僕は何よりもまずソングライターなんだ”とラザフォードは語る。“こうしてひとつの作品に纏めてみると、僕たちの楽曲がいかに多様性に富んでいるかよくわかると思う。これほど多彩な楽曲がひとつのアルバムに並ぶことはめったにない。そういう意味でも興味深い選曲になっていると思うよ。”
『R-KIVE』のリリースを受け、10月4日にはBBC2がリユニオン・ドキュメンタリー"GENESIS: TOGETHER AND APART"をオン・エアする。またイギリスでは11月17日、アメリカでは11月18日に、この作品に連動したDVD"SUM OF THE PARTS"がイーグル・ロックからリリースされる。
メンバーが力を合わせて完成させた作品も、個々に作り上げた作品も等しく奥深く、多様性と創意に溢れている。こんなバンドはジェネシスしかいない。そんな彼らの魅力的なあゆみのすべてを集約した初めての作品――それが"R-KIVE"である。
●『R-Kive』
Disc 1
01. ‘The Knife’ ‘ from ‘Trepass’ (1970)
02. ‘The Musical Box’ ‘ from ‘Nursery Cryme’ (1971)
03. ‘Supper’s Ready’ ‘ from ‘Foxtrot’ (1972)
04. ‘The Cinema Show’ ‘ from ‘Selling England By The Pound’ (1973)
05. ‘I Know What I Like’ ‘ from ‘Selling England By The Pound’ (1973)
06. ‘The Lamb Lies Down On Broadway’ ‘ from ‘The Lamb Lies Down On Broadway’ (1974)
07. ‘Back In N.Y.C.’ ‘ from ‘The Lamb Lies Down On Broadway’ (1974)
08. ‘The Carpet Crawlers’ ‘ from ‘The Lamb Lies Down On Broadway’ (1974)
09. ‘Ace of Wands’ ‘ from Steve Hackett’s ‘Voyage of the Acolyte’ (1975)
Disc 2
01. ‘Ripples’ ‘ from ‘A Trick of the Tail’ (1976)
02. ‘Afterglow’ ‘ from ‘Wind & Wuthering’ (1976)
03. ‘Solsbury Hill’ ‘ from Peter Gabriel’s first self-titled album (1977)
04. ‘Follow You Follow Me’ ‘ from ‘And Then There Were Three’ (1978)
05. ‘For A While’ ‘ from Tony Banks’s ‘A Curious Feeling’ (1979)
06. ‘Every Day’ ‘ from Steve Hackett’s ‘Spectral Mornings’ (1979)
07. ‘Biko’ ‘ from Peter Gabriel’s third self-titled album (1980)
08. ‘Turn It On Again’ ‘ from ‘Duke’ (1980)
09. ‘In The Air Tonight’ ‘ from Phil Collins’s ‘Face Value’ (1981)
10. ‘Abacab’ ‘ from ‘Abacab’ (1981)
11. ‘Mama’ ‘ from ‘Genesis’ (1983)
12. ‘That’s All’ ‘ from ‘Genesis’ (1983)
13. ‘Easy Lover’ ‘ (Originally released in 1984)
14. ‘Silent Running’ ‘ from Mike + The Mechanics’s self-titled album (1985)
Disc 3
01. ‘Invisible Touch’ ‘ from ‘Invisible Touch’ (1986)
02. ‘Land of Confusion’ ‘ from ‘Invisible Touch’ (1986)
03. ‘Tonight Tonight Tonight’ ‘ from ‘Invisible Touch’ (1986)
04. ‘The Living Years’ ‘ from Mike + The Mechanic’s ‘Living Years’ (1989)
05. ‘Red Day on Blue Street’ ‘ from Tony Banks’s ‘Still’ (1991)
06. ‘I Can’t Dance’ ‘ from ‘We Can’t Dance’ (1991)
07. ‘No Son of Mine’ ‘ from ‘We Can’t Dance’ (1991)
08. ‘Hold On My Heart’ ‘ from ‘We Can’t Dance’ (1991)
09. ‘Over My Shoulder’ ‘ from Mike + The Mechanics’s ‘Beggar On A Beach Of Gold’ (1995)
10. ‘Calling All Stations’ ‘ from ‘Calling All Stations’ (1997)
11. ‘Signal To Noise’ ‘ from Peter Gabriel’s ‘Up’ (2002)
12. ‘Wake Up Call’ ‘ from Phil Collins’s ‘Testify’ (2002)
13. ‘Nomads’ ‘ from Steve Hackett’s ‘Out Of The Tunnel’s Mouth’ (2009)
14. ‘Siren’ ‘ from Tony Banks’s ‘Six: Pieces of Orchestra’ (2012)
<以下、日本語表記>
ディスク1
01. ザ・ナイフ : 『トレスパス』より(1970)
02. ザ・ミュージカル・ボックス : 『ナーサリー・クライム』より(1971)
03. サパーズ・レディ : 『フォックストロット』より(1972)
04. ザ・シネマ・ショウ : 『セリング・イングランド・バイ・ザ・パウンド』より(1973)
05. アイ・ノウ・ホワット・アイ・ライク: 『セリング・イングランド・バイ・ザ・パウンド』より(1973)
06. ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ : 『ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ』より(1974)
07. バック・イン・N.Y.C. : 『ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ』より(1974)
08. ザ・カーペット・クローラーズ : 『ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ』より(1974)
09. エイス・オブ・ワンズ : スティーヴ・ハケット『ヴォヤージ・オブ・ジ・アカライト』より(1975)
ディスク2
01. リプルス : 『トリック・オブ・ザ・テイル』より(1976)
02. アフターグロウ : 『ウインド&ワザリング』より(1976)
03. ソルスベリー・ヒル : ピーター・ガブリエル『ピーター・ガブリエル1』より(1977)
04. フォロー・ユー、フォロー・ミー : 『そして3人が残った』より(1978)
05. フォー・ア・ホワイル : トニー・バンクス『ア・キュリアス・フィーリング』より(1979)
06. エヴリ・デイ : スティーヴ・ハケット『スぺクトラル・モーニングス』より(1979)
07. ビコ : ピーター・ガブリエル『ピーター・ガブリエル3』より(1980)
08. ターン・イット・オン・アゲイン : 『デューク』より(1980)
09. 夜の囁き : フィル・コリンズ『夜の囁き』より(1981)
10. アバカブ : 『アバカブ』より(1981)
11. ママ : 『ジェネシス』より(1983)
12. ザッツ・オール : 『ジェネシス』より(1983)
13. イージー・ラヴァー: オリジナル発売(1984)
14. サイレント・ランニング : マイク&ザ・メカニックス『マイク&ザ・メカニックス』より(1985)
ディスク3
01. インヴィジブル・タッチ : 『インヴィジブル・タッチ』より(1986)
02. 混迷の地 : 『インヴィジブル・タッチ』より(1986)
03. トゥナイト、トゥナイト、トゥナイト : 『インヴィジブル・タッチ』より(1986)
04. リヴィング・イヤーズ : マイク&ザ・メカニックス『リヴィング・イヤーズ』より(1989)
05. レッド・デイ・オン・ブルー・ストリート : トニー・バンクス『スティル』より(1991)
06. アイ・キャント・ダンス : 『ウィ・キャント・ダンス』より(1991)
07. ノー・サン・オブ・マイン : 『ウィ・キャント・ダンス』より(1991)
08, ホールド・オン・マイ・ハート : 『ウィ・キャント・ダンス』より(1991)
08. オーヴァー・マイ・ショルダー : マイク&ザ・メカニックス『黄金の浜辺にて』より(1991)
09. コーリング・オール・ステーションズ : 『コーリング・オール・ステーションズ』より(1997)
10. シグナル・トゥ・ノイズ : ピーター・ガブリエル『UP』より(2002)
11. ウェイク・アップ・コール : フィル・コリンズ『テスティファイ』より(2002)
12. ノマッズ : スティーヴ・ハケット『アウト・オブ・ザ・トンネルズ・マウス』より(2009)
13. サイレン : トニー・バンクス『シックス(ピーシズ・オブ・オーケストラ)』より(2012)