HOME > ニュース >

庵野秀明、樋口真嗣、原口智生が監修 「日本特撮に関する調査 平成25年度調査報告書」が公開中

2014/07/05 22:38掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
日本特撮に関する調査 平成25年度調査報告書
日本特撮に関する調査 平成25年度調査報告書
「日本特撮に関する調査 平成25年度調査報告書」がPDFファイルで公開中。平成24年度の成果をふまえ、さらなる「特撮文化」の調査をとりまとめたもの。全体構成はアニメ特撮研究家の氷川竜介が担当。庵野秀明、樋口真嗣、原口智生が監修として関わっています

以下インフォメーションより

「特撮研究」2年目にあたって(本文より抜粋)
本報告書は、平成24年度「メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業」の成果として公開された「日本特撮に関する調査報告書」をふまえ、さらなる「特撮文化」の調査をとりまとめたものである。
国際的にも再注目を浴びる日本の「特撮」は、世界の映像文化にも大きな影響をあたえている。単なる精密な映像技術の域を超え、「メディア芸術」の中で欠かせない存在となっている。
その一方でアニメーションと比較したとき、「実写映画の技術」という認知が主流であり、文化・芸術面での1ジャンルとして確立しているとは言いがたい。同時にCG技術の拡大とともに、ミニチュアなどアナログ技術を使った「特撮」は活躍の場が狭められ、文化の一翼をになった造型物や、制作・撮影にたずさわった当事者たちも高齢化にともなって失われつつある。
フィルムそれ自体は残っても、特撮を成立させてきた諸要件や物証、証言類が失われてしまえば、それを新たな映像技術に継承する手がかりも消失し、文化的に大きな損失が予想される。
特撮の文化的系譜を再構築するため、「特撮文化の担い手」による調査を行い、さらなる研究のための触発をおこなうことが本報告書の目的である。

詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
http://mediag.jp/project/project/tokusatsu-report-h25.html