エレクトロ・ヴォイス 変声楽器ヴォコーダー/トークボックスの文化史
人はなぜ、ロボ声に挑み、ロボ声に魅せられるのか。さまざまな時代と対象を往き来しながら電子声の歴史をたどり、その技術と文化を独自の視点で論じた単行本『エレクトロ・ヴォイス 変声楽器ヴォコーダー/トークボックスの文化史』(デイヴ・トンプキンズ 著、新井崇嗣 訳)がスペースシャワーネットワーク(P-Vine Books)から5月18日に発売。
ロックやテクノポップからファンク、ヒップホップを通過して、いまや常識化した変声のトレンド。通信に暗号をかけるペンタゴンの武器がいかにしてポップ・ミュージックのロボット声に変わったのか。
音楽ジャーナリスト、デイヴ・トンプキンズの手になる本書は、ナチの研究所からスターリンの矯正労働収容所、1939年の万博から1945年の広島、人工咽頭からAuto-Tuneまで、さまざまな時代と対象を往き来しながら電子声の歴史をたどり、その技術と文化を独自の視点で論じます。
●『エレクトロ・ヴォイス 変声楽器ヴォコーダー/トークボックスの文化史』
デイヴ・トンプキンズ 著、新井崇嗣 訳
¥3,200(本体)A5判 312頁
[本書に登場する主なミュージシャン]
アフリカ・バンバーター、クラフトワーク、ビージーズ、ザ・フー、ジョンズン・クルー、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック、サン・ラ、スティーヴィー・ワンダー、ロジャー・トラウトマン&ザップ、ミッドナイト・スター、ブーツィー・コリンズ、ピーター・フランプトン、スライ・ストーン、ホアン・アトキンス、ホルガー・シューカイ、マン・パリッシュ、フーディニ、グランドマスター・フラッシュ&ザ・フューリアス・ファイヴ、フィアレス・フォー、ニール・ヤング、エジプシャン・ラヴァー、アラン・パーソンズ・プロジェクト、エレクトリック・ライト・オーケストラ、ハービー・ハンコック、ジョルジオ・モロダー、ローリー・アンダーソン、ファブ・ファイヴ・フレディ、ラメルジー、ビル・ラズウェルほか