Eno - Hyde / Someday World
ブライアン・イーノ(Brian Eno)と
アンダーワールド(Underworld)の
カール・ハイド(Karl Hyde)による共演アルバム『Someday World』が日本で4月28日、英国で5月5日、米国で5月6日発売。国内盤はボーナストラック追加収録+アーティスト本人によるライナーノーツ訳付。
Eno - Hyde名義の本作は全9曲入り。その全てがイーノとハイドの作曲および歌唱によるもので、イーノのロキシー・ミュージック時代からの盟友アンディ・マッケイや、シェウン・クティ作品をイーノと共にプロデュースしたジョン・レイノルズらがサポート・ミュージシャンとして参加。また共同プロデューサーとして22歳のフレッド・ギブソンが参加しています。なお、アルバムのアートワークはイーノが担当、ハイドによって撮影された写真を使用しています。
なお、本作はCD通常盤に加え、2CDデラックス盤(特装パッケージ+4曲入りボーナスディスク。5月3日発売の国内盤はアーティスト本人によるライナーノーツ訳付)、2LP、DL版もあり。
以下は2人によるコメント
私の知る素晴らしい街の多くは丘の上に築かれており、それらの街は美しい。なぜなら、そこに築かれる建造物には適応という“制約”が課せられるからだ。それらは、基盤となる地質学的条件に沿って造形されなければならない。そして、それにより常に極めて興味深い建造物が生まれることとなる。というのも、それらは整然とした区画にはなり得ず、環境に応じて何らかの変形を強いられるからだ。このアルバムで築き上げた“建造物”は、意図的に不規則で不均整なものに造られている。
私は、膨大な数の“原案”を放置したままにしており、何かがそれらに命を吹き込んでくれるのを待っていた。それらを単なる“実験”以上のものにしてくれる何かをね。その“何か”こそ、カール・ハイドだったんだ。
― ブライアン・イーノ
まるで9歳児に戻ったかのような気分さ。自分に与えられた状況を理解する間もなく、録音ボタンが押されていて、そこに自分が吹き込まれていくんだ。やがて、想像を超えるパターンが出来上がっていく。一番の驚きは、二人とも生演奏を基調にした反復音楽、つまりアフロビートが大好きだったということだ。ブライアンが初期のトラックを聴かせてくれた時には、思わず言ってしまったよ。『ああっ、まさにこれは僕の原点だ! ちょっとギターを借りてもいい?』と。
― カール・ハイド
●『Someday World』
01. The Satellites
02. Daddy’s Car
03. A Man Wakes Up
04. Witness
05. Strip It Down
06. Mother Of A Dog
07. Who Rings The Bell
08. When I Built This World
09. To Us All
―Bonus Track For Japan *国内盤1CDのみ収録
10. Titian Bekh
―スペシャル・エディション2CD / ボーナスディスク
01. Big Band Song
02. Brazil 3
03. Celebration
04. Titian Bekh