SF映画の名作のひとつ、アンドレイ・タルコフスキー監督の『惑星ソラリス』(1972年/ソ連)。発売が延期されていた初のBlu-ray版が4月26日に発売されることに。Blu-ray版の封入リーフレットには細野晴臣、原作『ソラリス』(国書刊行会)の翻訳を手掛けている沼野充義(スラブ文学者)の書下ろし解説文も収録される予定。なお、同日にはプライスダウンされたHDマスター版DVDも発売されます。
原作はポーランドの作家スタニスワフ・レムの代表的な長編小説『ソラリスの陽のもとに』。人間の潜在意識を探り出して実体化する“海”が 存在する惑星「ソラリス」、極限状況に置かれた人間の姿を描いた作品。
●『惑星ソラリス』
★Blu-ray:IVBD-1033 6,090円
特製アウターケース
封入リーフレット
★DVD:IVCF-5534 3,990円
[あらすじ]
人間は過去の出来事や故人の想い出を意識の奥底にしまいこんできた。太陽系とは別の銀河系に属する惑星ソラリスの理性をもつ海は、想像を絶する独自の理性をもつ超知性体であり、その海は人間の潜在意識を実在する形に変換する不思議な能力をもち、人間の理性とのコミュニケーションを拒み続けてきた。その謎を解くためにソラリスの海に浮かぶ宇宙ステーションに到着した心理学者は、目の前に10年も前に自殺した妻が突然に現れて驚く…。
[スタッフ]
原作:スタニスワフ・レム
脚本:フリードリヒ・ゴレンシュテイン/アンドレイ・タルコフスキー
撮影:ヴァジーム・ユーソフ
美術:ミハイル・ロマジン
音楽:エドゥアルド・アルテミエフ
1972年 ソ連作品