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アイアン・メイデンのライヴ映像作品『Maiden England '88』 DVD版の詳細が明らかに、トレーラー映像も公開

2013/02/13 00:52掲載(Last Update:2013/02/13 14:39)
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Iron Maiden / Maiden England '88
Iron Maiden / Maiden England '88
アイアン・メイデン(Iron Maiden)のライヴ映像作品『Maiden England '88』。海外で3月25日、日本で3月27日に発売されるDVD版の詳細が明らかに。トレーラー映像も公開。

本作は『Seventh Son of a Seventh Son(第七の予言)』発表後に行われたライヴ・ツアーより、1988年11月イギリス公演の模様を収めたもの。これまでVHS、LDのみのリリースでした。

今回のDVD化にともないVHS版には収録されなかった今回が初出のアンコール曲3曲を追加。音声はKevin Shirleyによる新規5.1 audio surround mixを採用。また本作は2枚組で、ボーナス・ディスクには、バンド・メンバーとマネージャーの最新インタビューを特色とした約40分のドキュメンタリー『The History Of Iron Maiden Part 3』、87年にVHS版が発売された90分のドキュメンタリー『12 Wasted Years』の映像(初DVD化)、5本のPVが収められます。

本作は国内外ともにCD版も発売(単体としての発売は今回初)。海外ではLP版も発売されます。

以下はトレーラー映像


以下はプレスリリースの日本語訳

3月25日、EMIからアイアン・メイデンの"MAIDEN ENGLAND '88"がDVD2枚組でリリースされる。1988年にバンドが行ったツアー"SEVENTH SON OF A SEVENTH SON WORLD TOUR"の一環として、同年11月にイギリスはバーミンガムのNECアリーナで満員の聴衆を前に2日に亘って行われたコンサートの模様を収録したもので、1989年にリリースされた同名のVHSをクオリティとボリュームの両面でグレードアップした同名の映像作品のファン待望のDVDヴァージョンである。ディスク1には、コンサートのアンコールで演奏されていたものの、VHSには未収録だった"Running Free"、"Run To The Hills(誇り高き戦い)"、"Sanctuary(聖地へ)"が追加され、当日のステージそのままの、トータル110分に及ぶステージ映像を楽しむことができる。
映像の編集はメイデン専属のフィルム・プロデューサー兼ディレクターのアンディ・マシューズが担当。当時の映像を可能な限り最高のコンディションに仕上げるために1988年ヴァージョンのすべてのショットに補正を試み、デジタル・リマスター化するという綿密な作業に当たった。また、1981年から93年までバンドをプロデュースしていたマーティン・バーチによるVHSヴァージョン当時のステレオ・サウンドに加え、今作ではメイデンの現在のプロデューサーであるケヴィン・シャーリーによる5.1Ch.サラウンド・ミックスも楽しむことができる。コンサートの映像を監督/編集したのはバンド結成時からのオリジナル・メンバーであるベーシストのスティーヴ・ハリスだ。言うまでもなく、音楽を何より重視しながらも、精巧なステージ・セットやライティングにもフォーカスを当てた、彼の精緻なディレクションは、観る者にまるで客席にいるような感覚を味合わせてくれる。熱狂間違いなしのセット・リストといいお馴染みエディーといい、"MAIDEN ENGLAND '88"は、最高のライヴをファンに提供しようと全力を尽くす(その姿勢は現在ももちろん変わってはいない)当時の彼らの姿を捉えたスナップショットである。
ボーナス・ディスクに当たるディスク2も興味深い映像で構成されている。そのひとつが"THE HISTORY OF IRON! MAIDEN - PART 3 で"、近年撮影されたバンドの5人のメンバーとマネージャーのロッド・スモールウッドのおよそ40分に及ぶインタビューで構成された、今作でしか観ることのできない洞察力に富んだ秀逸なドキュメンタリーである。ここでは1984年と翌1985年の"WORLD SLAVERY"ツアー以降のエピソードを交え、アルバム"SOMEWHERE IN TIME"(1986年)や"SEVENTH SON OF A SEVENTH SON(第七の予言)"(1988年)を生んだエキサイティングで、同時に混沌とした時代が当事者の率直な言葉で綴られていく。80年代が終わりを告げようとするころ、メイデンもまた一つの時代に幕を降ろさざるを得なかったのである。
さらにこのボーナス・ディスクには"12 WASTED YEARS"も併せて収録されている。総尺およそ90分のこの作品も、VHSで1987年にリリースされていたものだが、DVD化は今回が初めてである。ここではバンドの初期のインタビュー映像や、現在では半ば伝説と化しているラスキン・アームズ・パブやロンドンのマーキー、そして3度のワールド・ツアーのダイナミックなライヴ映像を楽しむことができる。また、ここには前述の一連のアルバムに収録されている5曲のプロモーション・フィルムもフィーチャーされている。オリジナルのフィルムには最新のソフトウェアを駆使して慎重な補修が施され、デジタル・リマスターによるステレオ・サウンドとともにクオリティの向上がなされた。
この作品について、マネージャーのロッド・スモールウッドは以下のように語る。「かなり長いあいだ、このコンサート映像に磨きをかけることに時間を費やしてきた。専属のフィルム・プロデューサー/ディレクター、アンディ・マシューズの疲れを知らない働きぶりには脱帽した。彼のマジックは健在だった。あの1989年のVHS版はもう何年も入手できない状態だったから、バンドのファンは、新しいヴァージョンを待ち望んでいるに違いないと思っていた。だからこれはもう絶対に最高の仕上がりにしなくてはいけないとね。目下バンドが続けている"MAIDEN ENGLAND WORLD TOUR"――のセット・リストやステージ・セットは"MAIDEN ENGLAND '88"のVHSを参考にしたものになっている。DVDヴァージョンは技術の進化の恩恵を受け、そのVHSヴァージョンにさまざまな修復や改良を施したものになっている。だから2013年のバンドのステージが当時のそれとどのくらいちがっているか、この作品を観て比較してみるのも面白いと思う。」
今回の"MAIDEN ENGLAND '88"のリリースに合わせ同名のサウンドトラック・ヴァージョンもリリースされる。こちらはCD2枚組、ピクチャー・ディスクを採用した限定仕様のアナログ盤2枚組という2種のフォーマットで発売され、さらにデジタル音源のダウンロード配信も行われる予定だ。1994年には、EMIの"SOUND AND VISION SERIES"の一環として"MAIDEN ENGLAND '88"のVHSとCDをセットにした商品が発売されているが、このCDは1枚ものだったために、収録時間の関係からVHSより2曲少ない内容になっていた。今回リリースされる2枚組CDは、前述のアンコールの3曲に加え、その2曲――"Can I Play With Madness"と"Hallowed Be Thy Name (審判の日)"も併せて収録したもので、アイアン・メイデンの歴史的なツアーの模様を余すところなく楽しめる内容になっている。
●『Maiden England '88』

[Disc One - "Maiden England '88" ]

01. Moonchild
02. The Evil That Men Do
03. The Prisoner
04. Still Life
05. Die With Your Boots On
06. Infinite Dreams
07. Killers
08. Can I Play With Madness
09. Heaven Can Wait
10. Wasted Years
11. The Clairvoyant
12. Seventh Son Of A Seventh Son
13. The Number Of The Beast
14. Hallowed Be Thy Name
15. Iron Maiden
16. Run To The Hills *
17. Running Free *
18. Sanctuary *

* previously unreleased.

[Disc Two - "The History Of Iron Maiden Part 3"]

01. The History Of Iron Maiden - Part 3
02. 12 Wasted Years
03. Wasted Years (promo video)
04. Stranger In A Strange Land (promo video)
05. Can I Play With Madness (promo video)
06. The Evil That Men Do (promo video)
07. The Clairvoyant (promo video)