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極度の不安と孤独に苦しんだ自閉症の若者 ギターと出会ったことで人生が一変 バディ・ガイとも共演 16歳のブルースギタリストが話題に

2024/07/03 14:09掲載(Last Update:2024/07/03 14:18)
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Rhys John Stygal (Image credit: Aaron Parsons)
Rhys John Stygal (Image credit: Aaron Parsons)
かつては極度の不安と孤独に苦しみ、母親とスーパーに行くことさえできなかった自閉症の若者は、ギターと出会ったことで人生が一変、ブルースの生ける伝説バディ・ガイ(Buddy Guy)らとともに数千人の観客の前で演奏するようにまでなった。ロンドンを拠点に活動する16歳のブルース・ギタリスト、リース・ジョン・スティガル(Rhys John Stygal)が話題に。

イギリスの独立系楽器小売店guitarguitarは、創業20周年を記念して「ギターが人生を変えた」という共通点を持つ20人のギタリストにスポットライトを当てる新キャンペーンを開始しました。紹介されているギタリストは皆、悲しみや逆境などを克服する物語を共有しており、その中心にはギターがあります。

スティガルもその1人。彼は自閉症のために極度の不安と孤独に苦しんでいましたが、ギターによって人生が一変しました。彼はギターによって自分の居場所を見つけ、今ではその驚異的なスキルでオンラインで多くのフォロワーを集めています。スティガルはguitarguitarでこう語っています。

「母親とスーパーに行くことさえできなかった子どもから、アリゾナ州フェニックスのステージで、伝説のブルース奏者バディ・ガイや、若きブルース・ヒーロー、クリストーン・“キングフィッシュ”・イングラム(Christone ‘Kingfish’ Ingram)の隣で、2500人の観客の前で演奏するまでになりました。ギターは僕を救ってくれた。ギターはすぐに理解できる言語だった」

普段はYouTubeやInstagramでフェンダー・ストラトを演奏しているスティガルは、一部では「次のスティーヴィー・レイ・ヴォーン」とも称賛されています。