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音楽はファーストフード、お金、アルコールと同じくらい中毒性がある 研究結果

2021/04/10 19:23掲載
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Listening to an album - Credit: Getty - Contributor
Listening to an album - Credit: Getty - Contributor
ある研究によると、音楽は、ファーストフード、お金、アルコールと同じくらい中毒性があるという。

カナダのモントリオールにあるマギル大学の科学者たちによる研究で、17人の音楽ファンを対象に、ある曲を聴かせながら、機能的磁気共鳴画像(fMRI)スキャンを用いて脳活動を測定。参加者は全員、20代の若い男女で、自分で選んだ5曲と実験者が選んだ10曲を聴いています。

科学者たちは、心地よい音楽が脳の側坐核と呼ばれる領域(報酬中枢)を刺激すると説明しています。科学者たちはスキャンを使用して、このニューロンを刺激することでリスナーの楽しい感情が増すことを発見したという。リスナーが音を楽しめば楽しむほど、脳が快感を覚えたという。一方、研究者がこの神経細胞の働きを弱めると楽しい感情は低下したと説明しています。

研究の責任著者であるErnest Mas-Herrero博士はメディアリリースに「音楽を聴く前に報酬回路を刺激させると、参加者が音楽を聴いたときの快感が増し、抑制すると快感が減った」「これらの誘導された快感の変化は、報酬回路の重要な領域である側坐核の活動の変化と関連していました。また、快感の差が最も大きかった参加者は、聴覚領域と報酬領域の同期活動の差も最も大きかった。これらの結果は、聴覚領域と報酬領域の相互作用が、音楽を聴いたときに感じる快感をもたらしていることを示しています」と述べています。